苗場山は、上信越高原国立公園に位置し、火山噴出物によってできた溶岩台地である標高2145mの山です。日本百名山(深田久弥著)にも数えられ、山頂付近には広大な高層湿原が広がり、多数の池塘(ちとう)を見ることができます。
(2012年7月撮影)
高層湿原は、復元力が極めて弱く、ちょっとした人の踏み込みでも容易に傷つけられてしまいます。
この貴重な自然を守るため、山頂付近の湿原には木道が設置されています。
(2013年8月撮影)
場所にもよりますが、この木道は雨天などで濡れた場合、滑り易くなってしまうことがあります。
9月1日。新潟県立津南中等教育学校(新潟県中魚沼郡津南町)の科学部の皆様が、木道の滑り止め木を付けるボランティア活動をして下さいました。
悪天候の中、登山したことがある方は少なからず経験があると思いますが、登山をしていて雨天で濡れた木道を滑らないように注意して歩くことは、緊張し、とても疲れます。
今回、科学部の皆様が付けてくれた滑り止めで、より多くの登山者の方々が安全に苗場山を訪れることができるようになると思います。
新潟県立津南中等教育学校 科学部の皆さま、ありがとうございました。
このブログへの取材依頼や情報提供、ご意見・ご要望はこちら
環境部 自然保護課
TEL:026-235-7178
FAX:026-235-7498