2011.11.10 [ 研究日誌環境保全研究所飯綱庁舎 ]
天竜川沿いの植物
こんにちは、長野県環境保全研究所飯綱庁舎の研究員Yです。
私は植物分野が専門で、今年も、長野県の北から南まで、様々な場所で植物の調査を行いました。
その中から9月8日に行った天竜川沿いの植物調査で出会った植物をご紹介します。
天竜川沿いは両岸が護岸工事されていることが多いですが、
それでも中州などには多くの植物が観察できます。
まずはガガイモ。ちょうど実がなっています。
実を割ってみると羽がついたたくさんのタネが入っています。
イヌタデ。大群落を作っていました。重たい穂を垂れ下げている姿がかわいいです。
カワラサイコ。河川環境に特有の種類です。
ほとんど花は終わっていました。
チカラシバ。イネ科の植物で、道端などでもみかけます。
穂がフサフサしていて見つけるとつい握ってしまいます笑。
個人的に好きな植物です。
コウゾリナ。キク科で特に美しいわけでもないですが、調査地にたくさん咲いていました。
ムシトリナデシコ。帰化植物です。茎に粘着物質があり、そこに虫などがくっつきます。
でも食虫植物のように分解して吸収はしません。
オオハルシャギク。いわゆるコスモスです。いろんな花色が観察できました。
白、ピンクなどなど。帰化植物ですが、やっぱりなかなかきれいです。
オオハンゴンソウ。特定外来生物に指定されています。
写真のように群落を作って他の植物を駆逐してしまいます。
サボンソウ。昔、葉や茎を水に浸してもむと泡が出て石けんの変わりにできたことから、
このような名前になったらしいです。
今回は河川の植物でしたが、高山や湿地の植物なども紹介していきたいと思います。
お楽しみに!
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