2018.09.12 [ ライチョウサポーターズ ]
火打山協働型環境保全活動(平成30年度第2回)へライチョウサポーターズが参加しました
皆さん、こんにちは!! 自然保護課です。
8月29日から31日まで、ライチョウサポーターズのみなさんと新潟県妙高市の火打山へ行ってきました。
火打山は日本のライチョウ生息地の中では山頂の標高がもっとも低く、温暖化の影響でイネ科植物が繁茂して、ライチョウの餌となるコケモモやガンコウランなどの矮性低木の生育を脅かしているのではないかと指摘されています。そこで、環境省が中心になってイネ科植物の除去試験を一昨年度から実施しており、長野県のライチョウサポーターズもボランティアで協力しています。
7月に続いて今年度2回目となる今回の作業は、雨が降ったりやんだりの生憎の空模様でしたが、サポーター5名を含む約20名が参加しました。
10か所の試験区は、それぞれイネ科植物を除去する区画と、何もしない区画とに分かれており、新潟県生態研究会による植生調査の後にサポーターさんたちがイネ科植物の除去(抜き取りと刈り取り)をしました。イネ科植物のみを一本ずつ抜き取る地味で細かい作業でしたが、ライチョウや山の話題で盛りあがっていると、いつの間にか作業が終わっていました。
昨年に続いて参加されたサポーターの大柴さんは「昨年と比べて植生が変化しているのがよくわかりました。今後も継続して、ライチョウの保護に役立ててほしい。」と仰っていました。また、石川県から初めて参加された伊丹さんは「雨の中での作業は大変でしたが、飛んでいく5羽の雄ライチョウを見ることができ感激しました。また機会があれば参加したいです。」と仰っていました。
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