林務課です。
小春日和の11月2日土曜日、小布施町雁田地区で、地域住民や猟友会の皆さんによる緩衝帯整備の作業が行われました。
「緩衝帯整備」とは…?
田畑や集落に出没する獣にとって、放置され薮だらけになった森林や耕作放棄地は、格好の目隠しになり、安心して里に近づくことができる通り道になっています。
そのため、この薮をきれいに刈り払って見通しをよくすることによって、山と里との間に野生鳥獣が出没しにくいエリア「緩衝帯」を作ろうというものです。

小布施町での取り組みは今年で9年目。
かつてはイノシシが頻繁に田んぼを荒らして困っていたのが、緩衝帯整備を始めてからは被害が激減したとのことです。
この日の参加者は総勢約130名。
男性も女性も、幅広い年齢の皆さんがそれぞれ持ち場に分かれて、道端まで 茂った雑草や潅木を刈り取っていきました。

頑張った甲斐あって、約2時間後にはこんなに見通しよくなりました。

野生鳥獣被害対策は、獣が出没しにくい環境整備と捕獲の両面からの取組みが重要です。


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