その7 森林(もり)の里親促進事業
今年で導入から4年目に入った「長野県森林づくり県民税」(通称:森林税)のこれまでの取組をご紹介するシリーズの7回目は、「森林(もり)の里親促進事業」です。
現在、森林保全活動を始めとするCSR(社会貢献)活動に熱心に取り組まれる企業が増えています。
その一方で、県内には自分たちで森林づくりをしたくても、資金がない、人手がない、などの理由により森林整備を行うことができない地域が多く存在します。
この事業はそのような企業と地域を県の仲介でマッチングし、企業による資金や人手の提供により地域の森林づくりを進め、ひいては企業の社員の皆さまと地域住民の皆さまとの交流による地域活性化を目指す事業です。
昨年度末現在で、県内において延べ62件の契約が締結され、企業から1億7千万円を超える資金支援をいただき、1533ヘクタールの森林整備が進んでいます。
事業を通して企業の社員の皆さま自らが森林整備を実践することにより、森林整備の意義や森林の魅力を発見されています。
また、企業と地域との交流活動が活発化し、地域の特産物を企業が販売あっせんするなど、様々な地域活性化に繋がっています。
(地域との交流活動)
(社員の皆さまによる森林整備活動)
さらに、より多くの企業の皆さまに事業にご参加いただくため、東京などで研修会を開催し、企業への営業活動を展開しています。
(研修会等の開催)
(企業への営業活動)
今後は、多様な企業ニーズに対応するため、受け入れ候補地の掘り起こしや、地域で対応するリーダーとなる人材の育成に取り組んでまいります。
昨年度までの3年間の事業実績をとりまとめた
「みんなで支える森林づくりレポート」は、
こちら(PDF形式:2833KB/39ページ)
<本件に関するお問い合わせ先>
林務部森林政策課企画係
TEL:026-235-7261
FAX:026-234-0330
メール:rinsei@pref.nagano.lg.jp
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