2025.06.26 [ 林務課 ]
~暮らしを守る治山施設~ 現場研修会を行いました(松本編)
新卒で松本地域振興局の林務課に配属されたWです。
今年3月に「信州の豊かな森林と環境を守る県産材利用促進条例」が施行され、長野県で地元の木材をより一層使っていこうというルールができました。
今回の研修では、皆さんの暮らしを守っている治山施設の中でも、木で作られたものの現地見学会を行いました。
研修では木の腐れや経年変化と、施設の維持管理について説明を受けました。
(木製土留め工、土砂が崩れないように抑える)
(橋梁、外装に木材を使用)
(木工沈床、木材を井桁状に組んで石を詰めたもの、浸食を抑える働き)
治山事業では、木材の長所(軽量のため運搬性が良い、加工が容易)や、短所(初期品質・劣化速度にバラツキが大きい、耐久性に劣る)を十分考慮した上で、森林資源の有効活用、環境負荷の低減等の観点を重視し、積極的に木材(県産材)を活用してきました。
近年、新たな技術の普及により、高耐久性処理(防腐処理)された木材も使われるようになってきています。
県民の皆さんに、県産材を使う意義について理解を深めていただくためにも、これから行っていく工事で、木製の施設も積極的に検討したいと思いました。
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