2021.12.13 [ 計量検定所 ]
計量女子の計量検定所日記「計量体験の練習をしました」
こんにちは!計量女子です。
計量検定所では、計量思想普及啓発活動の一環として、「暮らしと計量」をテーマに、県内各市町村で行われる消費生活展に出展し、パネル展示やお子さん向けの計量体験を実施しています。
ただ残念なことに、昨年と今年は新型コロナウイルス感染症の影響により消費生活展の中止が相次ぎ、出展ができませんでした。
計量体験の方法を知っている前任者がいなくなりつつある今、このままだと計量女子は来年度、ぶっつけ本番で消費生活展に臨むという事態にもなりかねません。
そこで、引継ぎを兼ねて(+ブログのネタ作りに)、計量体験を事務室でやってみることにしました。
体験で使用するはかりは、昔からある「上皿棹はかり」と、現在広く使われている「電気式はかり」の2種類。
そして、実際の消費生活展ではお子さん向けの計量体験ということで「飴」を使用しますが、今回は職員を対象とした体験なので、大人が好きそうな食べ物を用意しました。
まぐろ珍味とミニサラミのミックス、いわゆる「おつまみ」です。
このおつまみを50g(と自分が思う分)はかりに乗せて、ピタリと当てれば量った分全部貰うことができます。
お子さん向けの体験ということで、消費生活展の時は当たりの範囲を「45g~55g」としていますが、大人の、しかも計量行政に携わる職員はピタリ賞以外許されませんので、今回は50.0g以外「はずれ」という強気の設定でいきます。
最初に、この企画の担当者である計量女子がチャレンジ。
おつまみ50g(と自分が思う分)を、棹はかりの上皿に乗せていきます。
今回は増おもりを使わず、送りおもりが50gを指している状態で棹はかりを使用しています。
この状態で棹が釣り合ったのであれば、上皿に乗せたおつまみは50gちょうどのはずです。
おつまみの正確な質量を、電気式はかりで確かめます。
計量女子が量ったおつまみの実際の質量、なんと「49.9g」!
かなり惜しい数値ですが、今回のルールは「50.0g以外はずれ」なので、計量女子はおつまみを獲得することができません。
次に、計量ボーイ2号さんがチャレンジです。
計量女子の量る様子を見ていたのですから、50.0gぴったりの数字を出すのは簡単と思われましたが
あ~、残念!「50.1g」でした。
計量ボーイ2号さんも、おつまみ獲得チャレンジ失敗です(´・ω・`)
この後何度かチャレンジしてみましたが、50.0gちょうどの記録は出ず、残念ながらおつまみは誰のものにもなりませんでした。
上皿棹はかりは、主にパン屋さんでパン生地の質量を量るのに使用されているそうです。
(パン職人がパン生地を一定の質量に切り分けていくには、デジタル表示のはかりで質量の数値を読むよりも、棹の水平を見て判断した方が早いのだそうです。)
また、松本市はかり資料館のショーウインドウに、かつて本県が使用していた(と思われる)上皿棹はかりが展示されていますので、ご覧になってみてください。
来年こそは消費生活展が開催され、大勢の皆さんに計量体験をしていただくことができますように。
(実際は、おつまみではなく飴を使用したお子さん向けの計量体験となります。ご了承ください。)
笑顔ある暮らしのために くまなく計量
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