2015.02.25 [ 自然・観光地 ]
冬の廃線敷きを歩く(その1)
トンネル内の天井は、モルタル落下防止、安全のためネットが張られています。
レトロな雰囲気の電球がトンネル内を照らします。
人感センサー式のため、トンネル内に入ると自動点灯します。
これは、トンネル中央付近の両側に設けられた退避スペース。左側が荷物を持った人が入り、右側は大人が
2名くらい立ったまま入れるぐらいの大きさです。昔の人たちは、普通にトンネル内や線路を通路として使っていた
ようです。
開業当時は、1日4往復くらいの本数ですから使用していない時間の方が長く、トンネル内を歩くことは、それ程
危険ではなかったようです。
トンネル出口には、記念スタンプが入った木箱があります。もう1箇所は、後ほど登場する
漆久保(うるしくぼ)トンネル(全長53m)の手前にもあります。
遊歩道を歩いた記念に押してみてはいかがでしょうか。
これは、距離標(キロポスト)と言われるものです。篠ノ井線開業当時は、塩尻駅が起点(現在は、篠ノ井駅)
だったため、旧塩尻駅からの距離を示したものです。(現在の塩尻駅は松本寄りに移動したため、距離は
現在の方が短くなっています。)
この距離標は廃線になる以前から、この場所に残っていた貴重なものです。
遊歩道脇には、電気機器を入れる金属製のボックスもあり、廃線敷きの面影を感じさせます。
これも距離標の一種で100mごとに設置されています。当時のものは木製のため残念ながらほとんど現存して
いませんが、地元の人たちがレプリカ(複製品)を設置し、廃線敷きの雰囲気を演出しています。
このブログや記事に関するお問い合わせ窓口
松本地域振興局 総務管理課
TEL:0263-40-1955
FAX:0263-47-7821