2013.05.29 [ 自然・観光地 ]
県天然記念物「千本松」、松くい被害で「伐採」へ
松本市五常(四賀地区)の山の中にある県の天然記念物「東北山の千本松」が、松くい虫に感染し、6月上旬に伐採されるというので、、現地を見て来ました。五常の集落から林道を走ること10分近く、人が住まなくなった民家近くで車を止めて、急な山道を5分ほど歩くと茶色く枯れた堂々たる一本松がありました。
松枯れの原因は、松くい虫だということ。残念の一言。松くい憎し。ちょうど、近くに住む高齢のご夫婦が最後だということで、写真を撮りに来ていました。去年来た時は元気だったと言っていました。
赤松の突然変異だという「ウツクシマツ」、高さが28m、根元の幹回りは5m、根元から2mあたりから幹が12本に分かれ、さらに枝分かれして「千本松」というらしい。樹齢は、250年とも。近くの山でかけるアカ松とは似ても似つかない。
報道によると、地元の山林を手入れしているグループなど住民の皆さんによる復活プロジェクトが検討されているとのこと。千本松の周辺に生えている松をプランターなどに移植して育て、地元の小中学校などに移す計画もあるという。松くいの感染拡大を防ぐため、近く伐採される予定。感謝をこめてイベントも企画されている。
(S)
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