林業総合センター指導部です。
町中よりも150mほど標高の高い林業総合センターでも、4月8日にソメイヨシノが開花するなど、春の訪れがとても早い年を迎えました。
桜が咲き始めるようになると、林業総合センターでも本格的な春を迎え、普段の年であれば、構内の散策をされる方も増える時期にあたります。
そこで、年度初めに構内の歩道を職員が歩いて確認する見回り点検を実施しています。
今年は、新型コロナウイルス感染症の影響で、不要不急の外出は控えるようにと言われており、訪れる人も多くはありません。とはいえ、木々が芽吹き始めると、葉っぱの陰に枯枝が隠れて見えなくなってしまうため、葉が開く前に今年も見回り点検を実施しました。
今年の作業では、全員がマスクを着用し、距離をとって行いました。
暖冬で雪も少ない年ではありましたが、60年を超える木が多い構内ですので、歩いてみると落ちずに残っている枯枝があり、歩道や車道に落ちてくる危険性が高いものについては、高枝切りの鋸などをつかって、出来る限りの処理を行いました。
このようにして、皆さんが散策される場所の安全をできるだけ確保しておりますが、どうしても除去できない枝などもあり、こうした場所には注意看板を取り付けておきました。
構内を散策していて、こうした注意看板を見つけた場合には、その指示に従っていただくようにお願いします。
構内の森林は、森林学習展示館の職員が定期的に見回っておりますが、どうしても気づかないことがありますし、点検時にはなんともなかったけれど、その後に支障が起きてしまうこともあります。
このため、歩道を歩かれる場合には、危険防止のため、ヘルメットの着用をお願いしています。ヘルメットは林業総合センター構内にある森林学習展示館に用意してあります。
また、構内に生えている木の中には、寿命を迎えて枯れてしまう木も点在しています。
枯れ木を残すことで、病虫害がまん延する危険性があるなど、森林に悪影響が及ぶと判断した場合と、歩道や車道に影響が出て、私たちが危険になる可能性がある木は、見つけ次第伐採しています。
しかし、枯れ木にしか生息できない昆虫や、それを食べる鳥などもいるため、歩道から離れたような場所では枯れ木を残している場合もあります。
林業総合センター構内の森林を歩かれる際は、構内にある森林学習展示館をお尋ねいただき、職員から情報を得たうえで、歩道を散策していただくようお願い申し上げます。
森林学習展示館は、日曜祝日も開館しており、駐車場も完備され、月曜日(月曜日が祝日の場合はその翌日)を除く9時から16時までは職員が常駐しています。
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