2018.10.30 [ 自然・観光地 ]
乗鞍岳登山口の冬支度をしました
自然を愛する皆さん、こんにちは。商工観光課の山担当()です。
乗鞍岳は雪もちらほら。間もなく冬がやってきます。乗鞍岳への登山口である鈴蘭橋登山口と肩の小屋口登山口へ、長野県道乗鞍岳線(乗鞍エコーライン)が冬期閉鎖となる前の10月23日に行ってきました。肩の小屋口は標高2,600m(担当のスマホ調べ)、ついでに書くと当日の気圧745.9hPa(同じくスマホ調べ)、空気が気持ちよかったです。
長野県では登山安全条例を定めていることをご存知でしょうか。日本を代表する山岳県ならではの条例ですが、この条例に基づいて、登山装備の確認と登山計画書(登山届)の提出を登山者の皆さんに呼び掛けるための看板を、「指定登山口」に設置しています。長野県内で登山をされた皆さんは、この看板をご覧になっている方も多いのではないでしょうか。
北アルプスがある松本地域振興局管内には20基の登山口看板を設置していますが、冬期間は雪に埋もれてしまう場所が多いため、秋山登山シーズンの終了後、来春までブルーシートを架けて登山口看板を保護することにしています。一部の登山口看板については山小屋の皆さんにご協力いただきながら、当課職員が巡回して作業します。肩の小屋口に向かう乗鞍エコーラインは10月末日で閉鎖されるため、他の登山口に先駆けての作業となりました。
登山口看板はこれで冬支度となりますが、冬山登山はもちろんのこと、バックカントリースキーを楽しむ皆さまも、入念に準備していただき、ぜひとも安全な登山や行動を心がけて下さい。
さて、当日は、登山口看板のすぐ横にある「中部山岳国立公園前川国有林」看板の撤去作業が行われていました。看板が老朽化していたための撤去とのことで、作業されていたのは、のりくら観光協会長の福島さん、乗鞍岳位ヶ原山荘の六辻さん、中信森林管理署大野川森林事務所森林官の金(こん)さん。いずれも地域の観光振興や自然環境保全などに日頃から尽力されている皆さんです。国有林看板が撤去されたので、大雪渓から剣ヶ峰にかけての眺めがよくなりました(違。
登山はもちろんですが、バス、タクシーや自転車(!)を利用した乗鞍エコーラインの雲上ドライブや散策を楽しまれてはいかがでしょうか。まもなく乗鞍山上での観光シーズンは終わりますが、来シーズンはぜひ。
それぞれについての詳しいことは、下記のリンク先を参照してください。
後は写真で。
〇肩の小屋口の少し下(長野県側)からのパノラマ
〇摩利支天岳にある乗鞍コロナ観測所のドーム
〇焼岳、上高地方面
〇Mt.乗鞍スノーリゾートの上から
〇一の瀬園地にあるオオカエデの紅葉(地元の人は「オオカエデさん」と人として呼んでいるらしい(担当調べ))
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