2013.10.15 [ 特産品・名産品 ]
メタボリック症候群に効果!? 秋~初冬のトマト
南米のアンデス高地が原産といわれるトマト。日本には17世紀ごろ入り、栽培が本格化されたのは昭和になってから。トマトの赤い色はリコピンと言われ、活性酸素の働きを抑える強い抗酸化作用があり、ガンや動脈硬化などを予防する働きがあると言われています。
トマトは夏の季節の言葉とされていますが、冷涼で強い日差しを好み、高温多湿を嫌うトマトの旬な時期、実は、「春~初夏」と「秋~初冬」なんです。
10月の初旬、阿部知事が管内の農業関連施設を視察しました。
今回は、7月に定植し、9月上旬から翌年6月中旬まで収穫されている塩尻市の野村農場「ノムさんのトマト」を紹介します。
長野道塩尻ICから19号に入る手前、塩尻市桟敷の田んぼが広がる地籍に大きなハウスが2棟あります。
その中には、見渡す限り果てしなく続くトマト並木がありました。
トマトの品種は、「桃太郎ヨーク」という特別なものではなく、全国的にもよく知られている品種です。
桃太郎ヨークは、“甘みと酸味”が絶妙と評判の品種です。
試食をさせていただきましたが、トマト特有の臭みや酸っぱさがまったくなく、とても上品な甘みをもったトマトでした。
このトマトは、植物性繊維である「杉とヒノキの皮」を圧縮成型したマットを使用した 養液栽培で作られています。
植物性繊維は、弱酸性で、根の生育にはとても良く、また、殺菌力に優れ、根の腐敗も防ぐなどとても良い環境づくりが可能となるそうです。
7月に定植した苗は、冬の間自分の体を守ろうと糖分を出しながら、生育していき、花が咲いてから実が赤く色づくまでに時間がかかる冬は、ゆっくりと生長し、美味しさを十二分に蓄えたトマトになります。
ノムさんのトマトは、地元の小学校の給食にも使われ、子どもからの評判も上々で、プロの料理人からの引き合いも多く、ファンが増え続けていま~す。
視察された阿部知事は、野村農場のご家族の皆さんから経営の状況などお聞きになるとともにトマトやジュースをいただいて、収穫体験もされておりました。
【野村農場のご家族の皆さんと阿部知事】
皆さん、本当においしいトマト食べていますか?
ノムさんのトマトを是非ご賞味ください!! (K)
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