こんにちは、商工観光課のSです!
私たちの課では、地域の小学生に科学技術への関心を持ってもらい、ものづくりへの理解を深めてもらうことを目的に、株式会社アズミ村田製作所様のご協力のもと、「夏休みおもしろ技術と子どものふれあい教室」を毎年開催しています。
この教室は、地域の小学校4年生から6年生の子どもたちと保護者の皆さんを対象にしており、毎年応募多数で抽選を行うほどの人気イベントとなっています。
今年は7月28日(火)に第18回目となる教室を開催し、午前の部と午後の部合わせて85名の皆さんにご参加いただきました。今回は当日の様子をご紹介します!

まずは、御協力いただいたアズミ村田製作所様について知ってもらうための工場見学です。
アズミ村田製作所様は、日本を代表する電子部品メーカーの村田製作所様のグループ会社で、安曇野市に工場を構えています。こちらの工場では、電子機器のノイズを除去するフィルタのひとつ「チップフェライトビーズ」などを生産しています。

例えば、ラジオの近くにスマートフォンを置くと、その発する電波がラジオに干渉して雑音が入ることがありますが、そうした不要な電波や信号の影響を防ぎ、電子機器が本来の性能を発揮できるよう支えているのがノイズ除去フィルタです。スマートフォンやテレビ、自動車など、私たちの身近にある多くの電子機器に使われています。

チップフェライトビーズはこんなに小さい!
工場見学で現物も拝見しましたが、老眼も相まって見えづらく…
【出典】㈱アズミ村田製作所HP
https://corporate.murata.com/ja-jp/group/azumimurata/products
工場見学では、1mm程度の小さな部品の中に、高度な技術がぎゅっと詰まっていることを学びました。子どもたちは、馴染みのある製品の部品が自分たちの地元の工場でつくられていることを知り、より身近に感じてくれたのではないかと思います。
工場見学の後は、「ムラタセイサク君Ⓡ」の走行デモを見学します。


細い平均台の上を、倒れずにスイスイ進むムラタセイサク君Ⓡ。その走行テクニックに、子どもたちは目を丸くして見入っていました。

保護者の皆さんも見入っていました
倒れない秘密は、車体の傾きを感じ取る「ジャイロセンサ」。センサが傾きを感知すると、胸のあたりにある某ヒーローのベルトを彷彿とさせる円盤が回転し、バランスを保つ仕組みになっています。まるで魔法のように見える動きの中にも、しっかり科学技術が詰まっています。

子どもたちは「マジックスティック」を使った操作も体験
そして最後は、メインイベントの「ライントレースカー」キットの製作です。

ライントレースカーは、センサで白と黒を判別して、左右の車輪のモータの回転を制御することで、黒い線の上をたどって走ります
製作では、センサなどの電子部品を基板に取り付けるための「はんだ付け」にも挑戦!参加した子どもたちの多くは、初めてはんだごてを握ったのではと思います。最初は緊張した様子でしたが、アズミ村田製作所の社員の皆様に丁寧にサポートいただきながら、真剣な表情で作業に取組んでいました。


完成後は、大きな紙に子どもたちが思い思いの線を描き、自分で作ったライントレースカーを走らせました。カーブが急すぎるとUターンしてしまったり、線が細いとガタガタ動いたりと、思いどおりに走らせるには工夫が必要…ということで、子どもたちは試行錯誤を繰り返していました。

スマートフォンやタブレットなどに触れる機会が多い一方、自分の手を動かしてモノをつくる機会は、以前より少なくなっているかもしれません。今回の教室は、子どもたちにとってものづくりの楽しさやおもしろさを体験できる貴重な時間になったのではないかと思います。
私は実は16年前にこの教室を担当しましたが、その頃に教室に参加した子どもたちが、今ではアズミ村田製作所様に勤めているとのお話も伺い、とてもうれしく感じました。
今回の体験が、子どもたちにとって将来を考えるきっかけのひとつになれば幸いです。
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