企画振興課のedadaです。
(A summary of this article in English is provided at the end.)
食のエッセイが好きで、作家・阿川弘之(今は娘さんの阿川佐和子さんのほうが有名か?)の「食味風々録」を読んでいた時、福沢諭吉が洋行中、帰国したら食べたいと記していた「わさび花鰹節」が紹介されていた。
阿川氏は醤油で味付けした削り節にわさびを乗せたものではないかと推測して、これに海苔を加えた阿川家の「かつぶし飯」の美味しさについて、筆を振るっている。
他に似たもので、テレビドラマ「孤独のグルメ」でも、大河ドラマで石川数正を演じた松重豊さんが、他県の飲食店で美味そうに「わさび丼」というものをほおばっており、これを再現できないかと考えるようになった。
家で刺身を買うと、もれなくわさびが付いてくる。これを使って家で「かつぶし飯」を再現してみようと考えた。しかし、どうもこれは本当のわさびではなく、代替物であるとのこと。
調べると、安曇野市の大王わさび農場で、これに近い「本わさび丼」というものを食べることができることが分かった。M島局長と話している折、この丼について話題にすると、「それはもうなくなったと聞いた」とのこと!
ことの真偽を確認すべく、安曇野市の大王わさび農場に向かった。
公共交通を担当している当課、足はやはり公共交通です。10月末まで試行的に週末も運行しているAIデマンド交通「あづみん のるーと」を明科駅から利用。観光地として、大王わさび農場は知名度は高いはずながら、運転手さんによるとまだのるーとを使う方は少ないとのこと。振興局としても周知に協力せねば。
場内はインバウンドをはじめ多くの観光客でにぎわっている。ネット情報では本わさび丼は「湧水飯釜大王庵」という場内ショップで提供してるとのことだったが、長蛇の列!行列に並ぶこと大嫌い+昼で空腹で心が萎えそうだったが、本わさびソフトを買い軽く腹ごしらえ。
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