来て!観て!松本『彩』発見 歴史と伝統の城下町松本。のどかな田園風景安曇野。そびえたつ雄大なアルプス。自然と文化に彩られたまつもと地域の情報を、松本地域の県職員の発見を織り交ぜつつお届けします。 面白いこと新発見、知ってる人にも再発見、何だこれはの珍発見。当たり前だと思っていたことから、ローカルなことまで職員の発信する情報をお楽しみください。

来て!観て!松本『彩』発見

歴史と伝統の城下町松本。のどかな田園風景安曇野。そびえたつ雄大なアルプス。自然と文化に彩られたまつもと地域の情報を、松本地域の県職員の発見を織り交ぜつつお届けします。 面白いこと新発見、知ってる人にも再発見、何だこれはの珍発見。当たり前だと思っていたことから、ローカルなことまで職員の発信する情報をお楽しみください。

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地域の知恵袋【北アルプスネイチャートラスト 奥原満登さん】

今回の「地域の知恵袋インタビュー」のお相手は、NPO法人北アルプスネイチャートラスト理事長の 奥原満登 さんです。

NPO法人北アルプスネイチャートラストは、北アルプス地域、特に乗鞍高原において、自然環境の保全・整備活動を行うことにより、中部山岳国立公園利用者の利便の増進と、観光地としての活性化に寄与することを目的として、平成15年に設立されました。
乗鞍高原では、土地所有者である地元大野川区が、環境省や県と協力して自然公園利用のための環境整備を進めていましたが、平成10年当時、乗鞍岳でマイカー規制導入の議論が始まったのをきっかけに、奥原さんを含め地元有志数名が集まり、乗鞍高原内の遊歩道や乗鞍岳登山道の整備など、乗鞍高原の自然環境はどうあるべきか考え、平成15年に、乗鞍地域の環境保全活動の作業面を担っていく団体としてNPO法人を設立されました。
現在の会員は20名で、本業である観光業の傍ら、景観保全のための刈り払いや崩れた登山道の整備等を実施されています。
今後は、志を持った若い世代の方に参加していただき、かつて一の瀬園地周辺で見られた草原景観を再生するための景観整備や、過去に整備された遊歩道等の補修、乗鞍岳登山道の延長整備等を行っていきたいとお話しされていました。

乗鞍岳登山道の整備(H25)

奥原さんは、もう一方で、のりくら観光協会の協会長でもいらっしゃいます。
松本市と旧安曇村の合併後、乗鞍地域にある各観光団体を一つにした独自の観光協会を創りたいとの思いが広がるなか、乗鞍高原スキー場の広報宣伝目的で設立されながら乗鞍高原全体の観光窓口として活動範囲を広げていた乗鞍アソシエーションを、平成20年に観光協会へと移行されました。
のりくら観光協会の一大イベントと言えば、今年で開催29年目を迎える「全日本マウンテンサイクリングin乗鞍」です。自転車で高原から山頂へ駆け上るヒルクライムレース発祥の地として、また、標高の高さ、標高差を生かした過酷なコース設定から全国一の人気を誇り、例年4,000名以上の方が参加する大会となっています。また、近年では、女性部の活躍が目覚ましく、乗鞍の自然や宿泊施設を活用したイベント、ブログやSNSを活用した情報発信で地域を盛り上げているそうです。
今後、多くの山岳観光地のひとつとして乗鞍高原が埋もれてしまわないよう、様々な情報を発信していきたい、とお話しされていました。

第28回全日本マウンテンサイクリングin乗鞍の様子

行政に要望する点を伺ったところ、
○元気づくり支援金等、地元の活動への支援の継続
○過去に国、県で整備した遊歩道、園地等を整備していくための方策の検討
○環境、観光両面から、乗鞍高原へ関心を寄せて欲しい
といった意見をいただきました。

しあわせ信州創造プランでは、地域や市町村と一体となり、山岳高原を生かした滞在型観光地づくりを研究し、世界水準の観光地をめざした取り組みや、登山道の整備等による自然環境の保全・活用を進める取り組みを推進しています。
地方事務所としても、地域の特性を生かし、山岳環境の保全、登山道の整備への取り組みを進めていきます。

インタビューの詳細は松本地方事務所のホームページをご覧ください。

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