来て!観て!松本『彩』発見 歴史と伝統の城下町松本。のどかな田園風景安曇野。そびえたつ雄大なアルプス。自然と文化に彩られたまつもと地域の情報を、松本地域の県職員の発見を織り交ぜつつお届けします。 面白いこと新発見、知ってる人にも再発見、何だこれはの珍発見。当たり前だと思っていたことから、ローカルなことまで職員の発信する情報をお楽しみください。

来て!観て!松本『彩』発見

歴史と伝統の城下町松本。のどかな田園風景安曇野。そびえたつ雄大なアルプス。自然と文化に彩られたまつもと地域の情報を、松本地域の県職員の発見を織り交ぜつつお届けします。 面白いこと新発見、知ってる人にも再発見、何だこれはの珍発見。当たり前だと思っていたことから、ローカルなことまで職員の発信する情報をお楽しみください。

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地域の知恵袋【生坂村農業開発公社 岩間陽子さん】

松本地方事務所では、直面する課題に向き合い、県の将来像を県民の皆様と共有し、一緒に創り上げるための方向性や方策を明らかにするものとして策定した「長野県総合5か年計画~しあわせ信州創造プラン~松本地域編」や、地域の特性を踏まえ、地域の魅力や個性を活かし、課題を解決するための施策をまとめた「松本地域ビジョン」の推進に取り組んでいます。
その推進に当たり、さまざまな分野でご活躍されていらっしゃる方にご意見やご提案をいただき、具体的な施策に反映させていきたいと考えています。
そこで、こうした取組の一環として、活力や魅力あふれる地域づくりに向けて積極的に活動されている、いわば地域の「知恵袋」ともいえる方々へのインタビューを行い、多くの示唆に富んだご意見やご提案をいただいております。今回から、シリーズでその概要をお知らせします。

今回の「地域の知恵袋インタビュー」のお相手は、生坂村農業開発公社の岩間陽子さんです。
(生坂村農業開発公社理事長 岩間陽子さん)

生坂村では、遊休荒廃農地を活用した草尾地区の巨峰栽培をきっかけとして、農地開発等により巨峰の産地づくりに取り組んできました。
しかし、巨峰栽培農家はもとより村内の担い手農家の高齢化や後継者不足の中で、農地の維持・管理や担い手農家の育成を図るという点から、村・JA等の出資により、平成7年に農業開発公社が設立されました。


岩間さんは、生坂村役場の振興課長、副村長を務め、現在は公社の理事長の職にあります。山清路巨峰の産地づくりや、農業を通じた地域づくりの中心的な役割を担ってきた方です。今回、岩間さんのパワーに押され気味でしたが、中山間地域の課題や行政への要望について次のようなご意見・ご提案をいただきました。
①中山間地域の村づくりというのは、農業なくしては、考えられません。農業が衰退していったら、荒れ野原になってしまって人も住めない環境になってしまいます。根本の農業がしっかりしていないと、信州の美しい風景は維持されていかないと思います。
②職員が地域に入って活動していると、担当課は違っても住民の皆さんが今何を考えているのか、また、地域の課題も見えてきて、新しい事業を生むヒントにもなると思います
③地域発元気づくり支援金で遊休農地解消のため栽培を奨励した大豆を加工してできる味噌の充てん機を導入しました。自分たちで加工すれば、原価計算してみると、損はありませんし、加工する人が必要になるので、多くの雇用も生み出しています。
④住民の皆さんの思いを大切にして、誰もが夢や希望をもって取り組みたくなるような仕掛けづくりを心掛けています。

今回の岩間さんへのインタビューを通して、生坂村農業公社が地域発元気づくり支援金などの支援を有効的に活用して機械等の整備を行って、農業者をすぐに支援できる体制を整えていることが、中山間地域の取組みの見本になると再認識しました。また、生坂村では地域活性化のため、様々な仕掛けが行われていることを伺いましたが、それも単発ではなく、今回の反省をふまえつつ、次回の仕掛けに生かされていることにも特に感心しました。
中山間地域などの条件不利地域では、財政的な支援制度や県機関も有効的に活用しながら、行政や地域住民が一体となり農業を中心として自主的・主体的な地域づくりが行われていくことが必要ではないかと思いました。
■ 生坂村農業公社
・ 理事長 岩間陽子
・ 設 立 平成7年7月
・ 住 所  東筑摩郡生坂村6110
・ 参考ホームページ
生坂村農業公社 http://iksk-agri.com/

「インタビューの詳細は松本地方事務所のホームページをご覧ください。」

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