2010.10.07 [■アレ☆これ☆信州]
Vol106■とく☆とく信州 塩沢堰
長野県の東部にある北佐久郡立科町の北部には、豊かな水田地帯が広がっています。
今回は、「疏水百選」から、この水田地帯を潤している「塩沢堰」をご紹介します。
江戸時代初期、初代六川長三郎勝家という人が蓼科山の裾野に水源を探し当て、私財を投げ打って開削したのが「塩沢堰」。6年の歳月を費やし、正保3年(1646年)、延長約55kmの堰が完成しました。
この堰ができたことにより、広大な未開の台地に次々と新田が開発され、そこに集落が形成されていきました。
塩沢堰なくして、この地域の発展はなかったとも言われています。
現在、塩沢堰は、水道水源や親水公園などとしても広く活用されているだけでなく、土型や石組みを多く残している水辺の空間が、人々の心を癒しています。
また、この疏水によって貯えられた女神湖は、美しい自然を求めて年間200万人が訪れる観光地へと発展し、地域繁栄の礎となっています。
紅葉の女神湖
☆女神湖については、こちらもどうぞ。
白樺高原観光協会(パソコン用)
詳しくはこちら
長野県農地整備課(パソコン用)
疏水名鑑(パソコン用)
☆農林水産省では、「水土里(みどり)の路(みち)疏水百選ウォーキング」と題してウォーキングコースの設定を行っています。
さわやかな高原を流れる塩沢堰疏水と女神湖周辺を歩くコースもありますよ。
「塩沢堰疏水と白樺高原ウォーキング」についてはこちら(パソコン用)
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