2011.09.15 [■アレ☆これ☆信州]
Vol151■とく☆とく信州 白馬小径
2002年(平成14年)、「健康」「環境」「観光」をキーワードに、“一度は行ってみたい、歩いてみたい、日本の百カ所”「遊歩百選」が選定されました。
長野県内から選ばれた5つの地域について、これから順次ご紹介していこうと思います。
その第1回は、県北西部に位置する白馬村の「白馬小径(はくばこみち)」です。
白馬村には、こんな道しるべがあちらこちらに立っています。これは、村内の美しい場所をつなぐ「白馬小径」の道しるべ。
「白馬小径」には、「さのさかコース」「五竜コース」「八方コース」「岩岳コース」「白馬駅コース」の5つがあり、各コースとも1周約10km。ただ1周するだけなら自転車で約1時間、歩いて約2時間で回れますが、道端に咲く花々を楽しんだり、歴史ある神社仏閣に立ち寄ったり、雄大な北アルプスを眺めたりしながら、のんびり散策していただきたいコースばかりです。
たくさんある見どころの中から、オススメのスポットをご紹介しておきましょう。
■さのさかコース
往時の面影を残す「塩の道」
白馬村の佐野坂から大町市の青木湖へ通じる旧千国街道「塩の道」沿いに点々と並ぶ古い石仏。
この「西国三十三番観音」は、江戸時代、雪深い地域を往く旅人の安全を祈願するために刻まれたものと言われています。
10月中旬から下旬には、「塩の道」は美しい“紅葉のトンネル”となり、その中にひっそりと佇む石仏たちの姿には、ひときわ味わい深いものがあります。
■五竜コース
麓から「白馬五竜テレキャビン」に乗って、標高1500mの「白馬五竜高山植物園」へ行ってみましょう。9月下旬から10月下旬には、まるで紅葉の中を空中散歩しているような感覚を味わえます。また、植物園のさらに上部、小遠見山(ことおみやま)山頂へと続くトレッキングコースで紅葉の中を散策するのもいいですよ。
白馬五竜テレキャビン
■八方コース
麓からゴンドラとリフトを乗り継ぎ、「八方尾根自然研究路」でトレッキングを楽しみましょう。標高1680mの「黒菱平」から標高2060mの「八方池」へ。白馬三山(※)や五竜岳といった北アルプスの山々が間近に迫る、眺めの素晴らしいコースです。
※白馬三山…白馬岳・杓子岳・白馬鑓ヶ岳の総称
9月下旬から10月下旬には美しい紅葉が見られる。
■岩岳コース
麓からゴンドラリフトで標高1289mの岩岳山頂「白馬岩岳秋の森マウンテンビュー」へ。ここからは、360度の大パノラマが楽しめます。ウォーキングコース「ねずこの森ビュー自然探勝路」が整備されていて、9月下旬から10月下旬には、美しく紅葉した森で森林浴を楽しむこともできますよ。
岩岳山頂からの眺め
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