2013.09.05 [■四季彩だより~信濃の国から~]
<VOL.237>四季彩だより~信濃の国から~
猛暑の8月が過ぎ去り、9月に入りました!
朝晩はめっきり涼しくなり、夜の虫の音も日に日に大きくなってきています。
いたるところから、秋が顔を出し始めた信州です。
今回は、さわやかな風が通り過ぎていく、初秋の高原の紹介です。
(さわやかな黒姫高原)
長野県の北端に位置する信濃町。この町に“信濃富士”とも呼ばれる黒姫山(標高2,053m)がどっしりと腰を据えています。
黒姫山は、斑尾山、妙高山、戸隠山、飯縄山とともに「北信五岳(ほくしんごがく)」に数えられており、古くから信仰の対象ともなっています。
さて、今回紹介する黒姫高原は、この黒姫山の山麓に広がる高原です。
町の観光の中心的存在である黒姫高原は、豊な自然に恵まれ、スキー場、クロスカントリーコース、トレッキングコースに加え、陸上競技場やテニスコートも整備されたスポーツフィールドともなっており、一年を通じて様々な楽しみを訪れる人々に与えてくれます。
(芝桜で埋め尽くされた春のゲレンデ)
春から秋は、スキー場のゲレンデを季節の花が埋め尽くす華やかな風景を、冬は雪を頂いた凛とした黒姫山の姿を見ることができます。
そして、これからの時期、高原はコスモスの花で埋め尽くされます。
(コスモス揺れる秋のゲレンデ)
コスモスは、キク科コスモス属の総称で、アキザクラ(秋桜)とも呼ばれており、ピンク・赤・白などの花を咲かせる秋を代表する花の一つに数えられています。
原産地は、メキシコの高原地帯で、18世紀末にスペインのマドリードの植物園に送られ、コスモスと名付けられたそうです。
黒姫高原では、黒姫山麓にある「黒姫高原スノーパーク」というスキー場のゲレンデを利用し、夏から秋にかけて、一目100万本といわれるコスモスが秋空の下で咲き乱れます。
高冷地の気候から花色が鮮やかで。開花期間も長く、訪れる人々を秋色の世界に引き込んで行きます。
(淡紅のコスモスが・・・)
ここのコスモスは、ただ地上から眺めるだけではありません。
やはりここはスキー場のゲレンデ!
リフトに乗って、空中からコスモスを眺めることができるのです!!
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