2013.01.10 [■四季彩だより~信濃の国から~]
<VOL.212>四季彩だより~信濃の国から~
そして、最後は社殿に火が入り、徐々に大きな炎に飲み込まれていきます。
社殿を飲み込んだ炎は、まるで昇り龍のごとく冬の夜空を駆け上がっていきます。
(健やかな成長の願いが込められた初灯籠)
この祭りには、子供の成長を祈って、「初灯籠」を作り、奉納する習わしがあります。
灯籠作りは秋のうち行われ、1月11日に「灯籠丸め」と称して、家の前に灯籠を組み立て祝宴を開き、祭り当日の15日まで毎日家の前に立てられます。
そして、祭り当日、火祭りの攻防戦の末、社殿とともに炎の中に納められます。
火祭りの翌朝、“つわものどもが夢の跡”には村人や子供たちが集まり、残り火で餅を焼いて食べます。
残り火で焼いた餅を食べると一年間風邪を引かないと言われています。
雪深い奥信濃の地に伝わり、祭りに参加する者、祭りを見守る者、それぞれの身も心も熱くする勇壮な火祭りである野沢温泉道祖神祭り!
ぜひその目で祭りをご覧いただき、男たちの熱気と燃え盛る社殿の熱気の両方を感じとってください。
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