2013.01.17 [■四季彩だより~信濃の国から~]
<VOL.213>四季彩だより~信濃の国から~
年占いでは、古くからの記録に基づき、
「結氷の早い年は豊作。遅い年は不作。」
「御神渡りのできた方向が下諏訪町の下社方面の時は豊作。天竜川方面は不作。」
「湖に氷の張らなかった場合(「明きの海(あきのうみ)」という。)は不作。」
など、御神渡りのでき方や方向などによって、その年を占います。
(さてどんな年に・・・? 写真提供:諏訪市)
さて、この御神渡りの記録ですが、最古の公式記録は室町時代の応永4(1397)年に諏訪大社の神官が幕府へ報告した文書が残っています。
連続した記録としては、嘉吉3(1443)年から天和元(1681)年までの238年間の記録と天和2(1682)年から明治4(1871)年
までの189年間の記録が残っています。
420年以上にわたって残されてきた気象記録は、世界でも大変珍しいそうで、現在まで数えると560年間以上も記録し続けられています。
(写真提供:諏訪市)
この御神渡りですが、毎年、出現するとは限りません。
諏訪湖では、全面結氷しない年も年々増えてきており、なかなか御神渡りを見ることが難しくなっています。
さすが、神様が渡るだけあって、御神渡りが見れるかどうかも“神頼み”というところですが、ぜひ、皆さんもこの神秘な氷がつくりだす世界を一度その目で確かめてみてはいかがでしょう。
今年は冷え込みが厳しく、全面結氷した諏訪湖。御神渡りに地元の期待も高まっています!
ひょっとしたら、この記事が皆さんに届く頃には、もう神様が渡ってしまっているかもしれませんね!
※ 氷の厚さは場所によって違います。大変危険ですので、氷の張った湖面には立ち入らないようにしてください。
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