2013.04.11 [■四季彩だより~信濃の国から~]
<VOL.224>四季彩だより~信濃の国から~
(伊那市・須坂市)
新たなスタートを切った4月も2週目を過ぎようとしています。
新学期、新入生、新社会人・・・ あらゆることに“新”の文字が輝くこの時期、春の暖かさも加わり、何か華やいだ雰囲気に包まれている感じがします。
そんな信州の4月!信州にもいよいよ桜の季節がやって来ました!!
今回は、「さくら名所100選」にも選ばれている、桜の名所をご案内します♪♪
(桜とアルプス)(画像提供:伊那市観光協会)
信州の桜の名所といえば、まずは「高遠城址公園」!
高遠城址公園については、昨年10月26日(木)配信の当メールマガジン(第202号)で公園の紅葉について紹介をしましたが、やはり高遠といえば、桜・さくら・サクラです・・・
(桜の雲に包まれる「桜雲橋」)(画像提供:伊那市観光協会)
高遠城は諏訪氏一門の居城として築城され、戦国時代には武田信玄支配下となり、家臣であった山本勘助らにより大規模な改築が行われました。江戸時代には、現在、NHK大河ドラマ「八重の桜」の舞台となっている会津若松藩の初代藩主である保科正之(※)が高遠藩主を務めていた時期もありました。
城は廃藩置県により取り壊しとなり、城内は荒地となっていましたが、明治8(1875)年頃から旧藩士達が桜の馬場から桜を移植しはじめ、次第に現在の城址公園となってきました。
※ 現在、伊那市を中心に、保科正之公を主人公としたNHK大河ドラマの放映に向けた活動が行われています。
(桜・桜・桜・・・)(画像提供:伊那市観光協会)
高遠の桜は「タカトオコヒガンザクラ」という高遠固有の種で、「ソメイヨシノ」より小ぶりで、赤みのある花を咲かせます。
園内には約1,500本以上の桜があり、「天下第一の桜」として古くから全国的に有名で、花見のシーズンには、全国各地から25万人以上の観光客が訪れます。
(妖艶な夜桜)(画像提供:伊那市観光協会)
満開時の公園内は、タカトオコヒガンザクラの薄紅色一色に染まり、桜の雲の中に入り込んだような感じを覚えます。
また、園内からは遥かに残雪の中央アルプスの山々を望むこともでき、高遠の春を肌で感じていただけるのではないでしょうか。
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