2008.11.20 [南信州エリア]
Vol.18特集■日本で最も美しい村
「日本で最も美しい村」で楽しむジビエ三昧
「日本で最も美しい村」って、素敵な響きですよね。
目を閉じれば、写真のような風景が浮かんできませんか。
大鹿村の秋景色
人と自然がつくりだした「美しい村」・・・こうした日本の原風景は、今や貴重な場所なのかも。
そんな文化や景観を守ろうと、あるNPO法人が結成されました。
その名もずばり、「日本で最も美しい村」連合!
現在18の自治体と地域が加盟。
長野県内からも、大鹿村、木曽町開田高原、中川村、南木曽町の4つが加盟しています。
「日本で最も美しい村」のひとつ、下伊那郡の大鹿村。
今回の特集は、97%が山林原野という大鹿村ならではのグルメをご紹介します。
いったい、何だと思いますか?ヒントは、「おお『鹿』むら」…
■大鹿村だからやっぱり・・・
東に南アルプス、西に伊那山脈と山々に囲まれた大鹿村。
大鹿村は名前のとおり、人口よりも「鹿」の数のほうが多いんだとか!?
その鹿は、古くから「貴重なタンパク源」でした。
そう、鹿肉(しかにく)です。
この地では、肉食文化の無い時代から、モミジ鍋などで親しまれていたそうです。
しかし近年は、こうした山肉(やまにく)を食べる機会が減少。
食べないから、捕らない。捕らないから鹿が増える・・・といった具合に、山林では野生動物が増えすぎ、農産物被害が深刻化してしまったそうです。
自然界のバランスが崩れてしまったんですね。
そこで、もう一度山肉を見直し、おいしく食べて自然界のバランスを取り戻そうと、村をあげてジビエ(野生鳥獣肉)料理への取り組みが始まったのです。
■おいしくいただこう!
ヨーロッパでは、高級食材のジビエ。
でも、鹿肉といえば、もみじ鍋や刺し身、焼き肉程度しか知らなかった大鹿の村人たち。まずは、ジビエ料理を知ることから始まりました。
栄養面もジビエの魅力。鹿肉の鉄分は豚肉の10倍、牛肉の7倍、さらにカロリーは4分の1。健康食としても大注目の食材です。
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