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Vol92■天空へのドライブルート「ビーナスライン」

長野県の中央部、「蓼科(たてしな)~白樺湖~車山~霧ヶ峰~美ヶ原」と結ぶ、全長76kmの「ビーナスライン」は、まるで天空へと向かうように、優美な曲線を描いて駆け抜ける高原のドライブルート。真っ青な空と高原の緑に、季節の花々が添える彩りが何とも見事☆
自然がとりわけ輝きを増すこの季節に、出かけてみてほしい一押しのエリアです!


八ヶ岳中信高原国定公園を縫うように走るビーナスライン


白樺高原にある「夕日の丘」からは、白樺湖、車山、そして遠く北アルプスまでを一望できます。また、大門峠から霧ケ峰にかけてのルートは、眼前を遮るものが何もなく、高原ドライブを満喫できます。
数え上げればきりがないほど、ビーナスラインは素晴らしい景色の連続です。


大門峠~霧ケ峰のドライブルート。
ポイントごとに駐車場があり、ゆっくりと絶景を堪能できますよ

地図:白樺高原「夕日の丘」

ドライブだけでも十分楽しめますが、車を降りてみればそこにはまた違った楽しみも♪
例えば、トレッキング!
ビーナスラインの中ほどにある霧ケ峰高原には、国の天然記念物で高山植物の宝庫となっている湿原が広がり、散策にうってつけです。
なかでも1万2000年もの間、泥炭層が堆積して形成された八島ヶ原湿原は、学術的にも大変貴重な場所。
東西700m、南北800mの広さの中にミズゴケなどおよそ400種の亜高山性の植物が自生していて、ここでしか見ることのできない植物に出会えます。夏にはキンバイソウやハクサンブクロなど愛らしい花々が出迎えてくれますよ。


霧ケ峰高原で一番大きい八島ヶ原湿原。
1年に1ミリメートルずつ堆積する泥炭層は、今や厚さ8メートル!

ゆっくり歩いても1周1時間30分ほどで、気軽にトレッキングの醍醐味が味わえるので、自然が長い年月をかけて作りだした雄大な景色にじっくりと浸ってみてください。
湿原の周辺は木道が整備されているので歩きやすくなっていますが、サンダルではちょっと歩きにくいかもしれません。足元の装備はしっかりとして臨んでくださいね。

ビーナスラインでは、今まさにレンゲツツジの赤い花が見事に咲き誇っているところですが、7月に入るとニッコウキスゲの大群落で高原がまるで黄色い絨毯のようになるんですよ。

素晴らしい眺望を楽しみたいなら、空気の澄んだ早朝に出かけてくださいね。
晴れていれば、かなりの確率で八ヶ岳の向こうに富士山まで望む、うっとりするような景色があなたを待っているはずです。


日本のパラグライダー発祥の地でもある霧ケ峰高原。
飛んでいるグライダーを見ることができるかも?!

地図:霧ヶ峰高原

「霧ヶ峰」についてはこちらもどうぞ。(パソコン用)
「美ヶ原」についてはこちらもどうぞ。(パソコン用)

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