使い込まれた木造校舎

この校舎を管理されている地元の方4人が、校内を案内してくださいました。皆さんそれぞれ、この小学校のことや展示の内容等についてとても熱心に語ってくださって、本当にこの校舎、そして生まれ育ったこの地域を愛していらっしゃるんだなぁと感じました。

そうそう、この「旧木沢小学校」、昨年、某引越運送会社のテレビコマーシャルに登場してからというもの、見学に訪れる方が増えているんだそうですよ。意外にも、若いカップルが多いんですって。木造校舎を知らない若い世代にも人気があるんですね～。

さて、冒頭、“神々の棲む里”とご紹介しましたが、遠山郷には、毎年12月、日本国中の神々を呼び集めて「湯立神楽」を奉納する「霜月祭り」という伝統行事があります。
旧木沢小学校に、この「霜月祭り」の写真やモニュメントなどを展示した教室がありました。また、小学校のすぐ隣には、このお祭りが行われる神社の一つ「正八幡神社」があり、祭事に使う大きな釜戸などを見せていただきました。
釜の中の煮えたぎった湯を素手で「湯切り」する「霜月祭り」。きっとすごい迫力なんでしょうね。ぜひ一度見てみたいと思いました。

正八幡神社

祭りの「面」をかたどったモニュメント

☆霜月祭りについてはこちらをどうぞ。　週刊信州Vol.19特集（パソコン・携帯兼用）

ずいぶん歩き回ったので、お腹がペコペコ…。そろそろお昼にしようかな♪
お目当ては、遠山名物「ジビエ（山肉）料理」！ 創業大正10年の老舗「星野屋」さんにおじゃましました。

猪の看板が目印

私がいただいたのは、猪鍋に鹿のステーキやメンチカツ、コロッケなどが付いたボリューム満点のコースです。

猪鍋

遠山郷の名物「下栗芋（二度芋）の味噌田楽」や
「手作り豆腐」も付いていました。

ジビエをいただくのは初めてだったのですが、臭みもほとんどなく、とても美味しかったです。特に、鹿のステーキはお肉が柔らかく、ブルーベリーのソースと相性バツグンでした。
料理に使われている野菜は、お店の方が自分の畑で作っているものだそうです。
新鮮で美味しい地元の食材をたっぷりいただきました。あぁ満足、満腹♪