2011.01.20 [■アレ☆これ☆信州]
Vol120■とく☆とく信州 親田辛味大根
下の写真をご覧ください。
これは「蕪(かぶ)」?…いえいえ「大根」なんですよ。
うっそー!と目を疑った方もいるかもしれませんね。
今回は、信州各地に昔から伝わる「信州地大根」の一つで、長野県南部に位置する下條村の「親田(おやだ)地区」に伝わる「親田辛味大根」をご紹介しましょう。
「親田辛味大根」が親田地区にいつ頃伝わったのかは不明ですが、江戸時代の正徳年間(1711~1715年)にはこの地区で盛んに栽培され、尾張徳川家へ献上されていたという記録があるんですよ。
赤色と白色の2種類があり、それぞれ「とやねがらみ」、「ごくらくがらみ」という名前で品種登録されています。ちなみに、「とやね(登屋根)」と「ごくらく(極楽)」は、親田地区にある地名に由来しています。
この大根の特徴は、地元の人が「あまからぴん」と表現する、口に含んだ瞬間ほのかな甘みを感じた後にくる強い辛み。普通の青首大根に比べて4倍近い辛味成分が含まれているそうです。また、肉質が緻密で、すりおろしたときにほとんど水分が出ません。
「おろし」にして添えると食材の本来の味が引き立つと言われるこの大根、特に蕎麦との相性がよいということで、全国各地のこだわりのお蕎麦屋さんから注文が寄せられるほどの人気です。
下條村の「道の駅 そばの城」では、親田辛味大根を購入することもできますし、もちろんお蕎麦と一緒に味わっていただくこともできます。皆さんも、ぜひ一度「あまからぴん」の味を体験してみませんか。
親田辛味大根について詳しくはこちらをどうぞ
下條村役場(パソコン用)
「信州の伝統野菜」について詳しくはこちら
長野県園芸畜産課(パソコン用)
【お問合せ先】
長野県農政部園芸畜産課
TEL:026-235-7228
E-mail:enchiku@pref.nagano.lg.jp
☆関連ブログ紹介「下條 親田辛味大根」
YAHOO!ブログはコチラ≫(パソコン用)
Googleブログはコチラ≫(パソコン用)
このブログへの取材依頼や情報提供、ご意見・ご要望はこちら
長野県観光部信州ブランド推進室
TEL:026-235-7247
FAX:026-235-7257