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Vol.3特集■夏だスイカだ!北アルプスの麓で採れる味覚自慢

夏を代表する青果といえば、やっぱりスイカ!あまくって、みずみすしくって、シャリシャリ!

リンゴの産地として知られる信州ですが、実は、信州産のスイカも知る人ぞ知る「超」有名なブランドなんです。
それが「波田町のスイカ」です。


スイカには今話題の新世代アミノ酸「シトルリン」もたっぷり。


波田町は、松本市の西に位置し、上高地への玄関口にあたる北アルプス山麓の町。のどかな田園地帯ですが、近年では松本のベットタウンとして人口も増えている地域。
実はこの波田町こそが、熊本県の植木、千葉県の富里、山形県の尾花沢などと並ぶスイカの大産地なんです!


カタチ、大きさ、甘さが、選定の基準になってます

町内の下原地区で、昭和10年頃に始まったスイカ栽培。今では、周辺の松本市西部や山形村でも栽培されています。
味の良さは「下原(しもっぱら)スイカ」や「JA松本ハイランドすいか」などの名で知られ、地元市場はもちろん、広く関東、関西から中国地方にまで出荷されているんですよ。

なんと言っても、特長はその甘さ。
この甘さを作るのが、この地の自然条件にあります。

土質は火山灰土壌で、昼夜の寒暖が大きいうえに日照時間も多いことから、甘くて、シャリシャリした食感のスイカが育つのです。
まさに信州の自然が育んだ、夏の味!
そして、忘れてならないのは、農家の方々のたゆまぬ努力により確立された栽培技術…一つ一つ、手塩にかけたスイカは、ハズレなしのおいしさなのです。


車を走らせるとあたり一面にスイカ畑が広がっています

論より証拠。これは食べてみて実感しなければなりません。ということで、耳より情報!
8月8日(金)〜11日(月)には、波田町役場前で波田町スイカ祭が開催され、メインとなる9日は夜の9時まで行われていますよ。どんなにおいしいスイカが登場するのか楽しみですね。
採れたてスイカが欲しい!という人、8月24日(日)までJAの波田すいか直売所や波田ログハウスなどで購入できます。また、あぐり資材センター和田前広場には生産者による直売所「すいか村」がオープンしています。(こちらは8月20日まで)
近くには、JAとは別に農家が共同で経営している販売所「サンハート」があって、こちらも人気。
そして、極めつけは作業中のスイカ農家の方に直接売っていただく…なんて裏ワザもアリかも。

で、地元に来たらぜひ試していただきたい、地元ならではの変わった美味しい食べ方があるんです。
なんと、「スイカの粕漬け」。
酒粕に漬け込み、1年ほど寝かせれば完成。
これも町の名物で、波田町周辺の食事処などで食べることができるので、訪れた時にはそのさっぱりした味わいと歯ごたえをぜひ感じてみてください。


スイカの粕漬け。シャキシャキ感は漬物になっても健在です。

「ちょと遊びには行けないな〜」なんて方。
そんなあなたは、お近くのスーパーなどで、波田町のスイカを見つけてみてください。
「下原」や「JA松本ハイランド」などのラベルが目印です。
よく冷やしたあま〜いスイカで、存分にこの夏を味わっちゃいましょう!

〜スイカ豆知識〜スイカを切るときには、黒い模様のトコロを。種が表面に出てきて、食べやすくなるんです♪

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