楽園信州

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<VOL.222>I♥信州(あいラブしんしゅう)

I♥信州(あいラブしんしゅう)
“白馬のホットステーションを目指して”(1)
今だから出来る理想の生活へのスタート

「I♥信州」は、長野県外から信州へ移住された方に、移住のきっかけや信州での暮らしの様子をお伺いし、長野県の魅力をさらに伝えていこうというコーナーです。


第9回目のI♥信州は、2010年に愛知県名古屋市より北安曇郡白馬村に移住された、伊藤光泰さん・恵美さんご夫妻にお話をお聞きしました。

伊藤さんご夫妻は、1998年・長野オリンピックのジャンプ競技やアルペン競技会場となった白馬村で、地元の方から観光客の方まで、老若男女を問わず多くの方が訪れる喫茶店「珈琲せんじゅ」を経営されています。

こだわりの天然酵母を使用した自家製パンの焼けた匂いと、自家焙煎の珈琲のアロマが香る店内。
ダイナミックな白馬八方尾根を眺めながら、信州・白馬村に移住するまでの経緯などをお聞きしました。


■身近な自然を受け入れて暮らす、新しい生き方への目覚め

伊藤さんご夫妻は、2010年に愛知県名古屋市から北安曇群白馬村へ移住されました。

光泰さんは大学卒業後、コンサートやイベントの企画・制作・運営を行う企業に就職し、やがて独立。
2005年に愛知県で開催された「愛・地球博(愛知万博)」の出展パビリオンの運営にも携わった経験をお持ちです。
しかし、イベント成功に向け全身全霊、情熱を注げば注ぐだけ、イベント終了後の寂しさを感じるようになり、 自分が主人公になれる、理想とするライフスタイルを模索していました。

大学の同級生であった奥様の恵美さんは、大学卒業後地元の企業に就職し、光泰さんと結婚後は自然食品を扱う会社やアウトドア用品を扱うショップに就職。都会の生活には無い、自然と共存する生き方、身近にある自然への憧れを強く感じながら、忙しくも充実した日々を過ごされていました。
もともとアウトドアが共通の趣味の伊藤さんご夫妻は、夏はサーフィン、冬はアルペンスキーと一年を通してアクティブに活動されています。 
名古屋での生活時代に趣味仲間がこぞって訪れる隠れ家的なバーで、仲間からゲレンデでは味わえない雪の感触を楽しめるテレマークスキーを熱心に勧められたことがきっかけで、八ヶ岳を訪れることに。
初めてのテレマークスキーでは、自分の思い通りに滑れない歯がゆさと悔しさを味わいましたが、それから毎週のように白馬へ訪れ、次第にテレマークスキーの魅力にはまっていきました。

恵美さん:「テレマークスキーを始めてから、山の本当の魅力に気づきました。
今までは山に作られた、整備されたスキー場でしか滑っていなくて、それももちろん楽しいのですが、山はとても雄大なのに、その中のほんの一部分しか味わえていなかったなと思いました。
雪は簡単には滑らせてくれないし、山は場所によっても天候が違います。
その日の天候に合わせてコースを変えたり、自然に自分を合わせていく・・・この楽しみ方が私達にはマッチしていたのかなと思います。」

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