楽園信州

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<VOL.247>“しあわせ”発見~信州巡り~

“しあわせ”発見~信州巡り~
~「歴史が息づく心のふるさと木曽」
~豊かな自然、歴史と文化 感動を思い出に~~(2)

みなさん、こんにちは!
楽園信州・“しあわせ”発見~信州巡り~、ナビゲーターのリンダです☆

(四季・自然)・(味)・(技)・(生活・文化)

の4つのテーマをもとに、長野県内各地域の魅力をご紹介している『“しあわせ”発見~信州巡り~』。

第8回目は、木曽地域です!
前編では、木曽地域のゲレンデや伝統の味「すんき」をご紹介しましたが、後編では豊かな森林資源を使った木曽の伝統工芸品やこの季節にしか見ることのできないお祭りをご紹介します。
★前編はコチラ


<一年中どんな天候でもOK!木曽蘭桧笠(きそあららぎひのきがさ)>

長野県は、森林面積第3位・森林率第4位と全国でも有数の森林県。
中でも木曽地域では、その豊かな森林資源を使用した工芸品が数多く作られています。


長野県は言わずと知れた「森の国」

南木曽町・蘭地区で生産されている「木曽蘭桧笠」もそのひとつ。
昭和57年に長野県伝統的工芸品に指定されています。その歴史をひも解くと、始まりは約300年以上前の江戸時代前期。木曽地域に隣接する岐阜県飛騨高山周辺の桧笠職人が、その技法を伝えたとされています。
生活スタイルが変化した戦後以降、徐々に生産量が減少していったものの、木曽地域に訪れた観光客や登山者などに根強い人気があります。

濡れると膨張し、乾燥すると収縮する木の性質から、桧笠は雨にあたっても水を通さず、日が照りつける晴天には風通しが良くなるため、頭に熱がこもらない優れモノ!また、かぶっても負担に感じないほど軽く、桧の良い香りもして、とても快適。田畑などの農作業や釣りなど屋外で過ごす時間が長い人に特にオススメなのです。


桧笠はひとつひとつ職人の手作りです。
(写真提供:木曽地方事務所商工観光建築課)


(テレビ信州:2010年1月29日)

また、冬期の寒い中での作業中に、桧笠職人たちに重宝されたのが「ねこ」です。
もしかしたらテレビで見たことがあるという方もいらっしゃるかもしれませんが、「ねこ」は背中だけをあたためるために作られた防寒具で、リュックのように背負って使います。

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