2021.11.16 [ その他 ]
小水力発電所(上松町吉野)の工事現場をインターンシップで視察
農地整備課の中年Yです。
11/10(水)、上松町吉野の県営中山間総合整備事業 ひのきの里地区の小水力発電所建設工事現場でインターンシップの視察がありました。
始めに、協栄電気興業株式会社が施工している発電所工事の現場を視察しました。
【工事内容を説明する農地整備課の職員】
水の落差を利用し水車が回ることで、電気を生むことを説明しました。
年間可能発電量は約900MWh(メガワット時)ですから、一般家庭の約200戸分の電力を1年間賄える計算になります。(下記URL(長野県HP)参照)
https://www.pref.nagano.lg.jp/nochi/kurashi/ondanka/shizen/hatsuden/hatsuden.html
※ここで発電され、売電で得たお金は上松町内の農業用水路の維持管理や公共施設の電気代に利用されます。
発電室内の制御盤は、水位や流量を自動感知し、それに合わせて水車の運転を調整する目的にあることを説明いただきました。
【質問に答える協栄電気興業株式会社の現場代理人さん(制御盤の説明)】
次に、株式会社カネトモが施工している管路工事の現場を視察しました。
管路は高密度ポリエチレン製で地震に強いことから、災害時でも管の離脱がおきないメリットを説明いただきました。
【説明する株式会社カネトモの現場代理人さん】
滑川から取水後の沈砂池では、発電所へ供給される水に砂が多く含まれると故障の原因になることから、砂や落ち葉などをを取り除く目的で設置したことを説明していただきました。
【滑川取水直下の沈砂池の現場を見学】
視察をした生徒さんは興味深そうにスマホで写真を撮り、疑問に思ったことを率直に現場代理人さんに質問していました。
きっと、現場での大変な苦労を間近に感じられたことと思います。
なお、帰り道にトイレ休憩で「ねざめ亭」に立ち寄ったところ、名勝:寝覚の床をバックに特急が通過していきました。
ねざめ亭の展望デッキは、寝覚めの床全体を見渡せる絶景スポットです。
同行した女性職員が、”日本一の絶景トイレ”からの眺めを撮影したのがこちら!!
※この絶景がみられるのは、残念ながら女性のみ。
小水力発電所の工事は、年内にほぼ完成し、試運転等の調整後、来年の春ごろ稼働予定です。
安定した電力が供給できる施設の完成に期待が膨らみますね!!
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