こんにちは。
伊那保健福祉事務所福祉課の虎男です。
秋風が妙に冷たく感じる今日この頃ですが、芸術の秋を楽しもうということで、長野市にある障がい者福祉センターサンアップルで9月17日~22日まで開催された「第23回長野県障がい者文化芸術祭inながの」へ行ってきました。
会場には、「絵画」、「手芸」、「工芸」、「書道」、「写真」、「文芸」の各部門に県内各地から多くの作品が寄せられ、展示されていました。
そんな中で、我らが上伊那地域ではお二人の方が「工芸」と「文芸」部門で最優秀賞を受賞されましたのでご紹介します。
まずは、工芸部門の高橋修司さんの作品です。
かつて地域で行われていた正月行事を描いた「数珠回し」という題名です。
この作品、目を凝らしてよく見ると
なんと、切り絵なんです!
一人一人の豊かな表情や衣服の模様、数珠を握る手の温かみがとてもよく伝わってきました。
私が気に入ったのは、この「SKY」の背中!
厳かな伝統行事の中で、普段の生活感というか、和の中の洋というか、何とも和む存在です。
続いては文芸部門の市川よし子さんの作品です。
題名は「読む楽しみ」
読ませていただく前から、楽しみになってきます。
一冊の本の中に広がる世界をいろいろな視点から分析されていて、だから「読む楽しみ」なんだと納得させられました。
実は私、雑誌と時刻表以外の読書はなかなか苦手でして…
でも、読書の秋、「読む楽しみ」を感じれるよう本を手にしてみたいと心動かされました。
この他、上伊那地域からは優秀賞6名(上伊那郡5名、駒ケ根市1名)、特別賞1名(駒ケ根市)、奨励賞6名(上伊那郡4名、伊那市1名、駒ケ根市1名)の方が受賞されました。
受賞された皆様、おめでとうございます。
受賞された方(上伊那郡)の作品はこちらからご覧ください。
入賞の有無に関わらず、多彩な色づかいや独創的な絵画、気が遠くなるような作業をされたであろう細やかに仕上げられた工芸品、ユニークな人形などなど、どの作品からも夢や希望を感じられ、元気づけられる思いでした。
中には、新型コロナ禍を過ごす素直な心境を綴った句もあり、つい納得。
秋風は冷たく感じますが、心温まる時間を過ごすことができました。
木々も色づき始めるこの季節、皆様も芸術の秋を楽しんでみてはいかがでしょうか。
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