総務管理課Mです。
10月20日、伊那合同庁舎において「子どもと地域の居場所づくり研修会」を開催し、行政、教育、子どもの居場所運営団体など約60名の皆様にご参加いただきました。
今回の研修会では、辰野町で全世代型フリースクール「山のがっこう 木の子」を運営するNPO法人木の子代表の菊地ユミさんを講師にお迎えし、「里山だからできた。0歳から100歳までが学び合うコミュニティづくり」と題してご講演いただきました。
(主催:信州こどもカフェ上伊那地域子ども応援プラットフォーム、長野県将来世代応援県民会議上伊那地域会議)

🌿辰野町への移住と地域との出会い
菊地さんは、千葉県に生まれ、東京で人材コンサルタントとして活躍されていました。しかし、結婚・出産後は仕事と家庭の両立に追われる多忙な日々を送る中で体調を崩し、パニック障害を経験されたそうです。
療養中にヨーガと出会ったことで、自分自身と向き合う時間を持つようになり、「人が心身ともに健やかに生きるためには何が必要なのか」を深く考えるようになったとのことです。
その後、自然豊かな環境でヨーガを実践したいという思いから辰野町との縁が生まれ、地域の方々との交流を深める中で、家族とともに移住を決意されたことが紹介されました。
🌱「木の子」設立への思い
ヨーガ療法を学ぶ過程で、子ども時代の経験がその後の人生に大きな影響を与えていることに気づき、「自分の子どもや地域の子どもたちに、安心して育つことのできる環境を残したい」と考えるようになったことが活動の原点とのことでした。
また、「子育ては一人で頑張るものではなく、いろいろな人の力を借りながら行えばよい」という気づきが、現在の居場所づくりにつながっていることをお話しいただきました。
🏡全世代型フリースクール「山のがっこう 木の子」
活動のきっかけとなったのは、地域の仲間たちによる「木の子クラブ」という集まりでした。
30代から70代まで幅広い世代が集まり、それぞれ異なる課題意識を持ちながらも、「誰もが安心して過ごせる居場所がほしい」という共通した思いがあったそうです。
そこで、「子どもだけでなく、すべての世代が学び合える場をつくろう」との発想から、みんなのいえ構想が生まれ、令和6年4月にNPO法人木の子を設立しました。
活動当初は地域の公民館を借りてスタートし、週1回の食事提供を行う居場所づくりを実施。しかし、活動内容について理解を得られない場合もあり、苦労したこともあったそうです。
それでも、「自分がやりたいからやる」という思いで活動を続けた結果、利用者が増加し、現在はクラウドファンディングで資金を集めて改修した古民家を拠点として活動されています。
💙活動を支える理念
2026年に新クラス「あおば」を設立して、事業拡大を目指す上で、木の子では、改めて団体の目指す姿を話し合い、次の理念を掲げています。
「すべての人々が健やかで幸せであるために、私たちはあたたかな支え合い社会の実現を目指して活動しています」
菊地さんは、
• 健やかとは「自分のありのままを認められること」
• 幸せとは「自分で自分を幸せだと思える状態」
であると説明されました。
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