こんにちは、林務課のSです。
令和5年8月7日に、伊那市鳩吹公園及び市民の森で、上伊那地区みどりの少年団交流集会が開催されました。令和2~4年の3年間は、新型コロナウイルス感染症の影響により、交流集会自体が開催できなかったので、4年ぶりの開催です。
当日は、雲の多い晴れ。湿度が少し高かったので、朝から少し蒸し暑かったのですが、その分、木陰がより気持ちよく感じます。
今回の交流集会の活動内容は、木札を使った名札づくりと、市民の森の散策コースで行うウォークラリーの2つです。
開会式の後、小学校混成の5~7人/班に分かれ、引率スタッフ指導のもと、班ごとに輪切り状の木片にやすり掛けをして、名前や絵を書いて名札を作りました。名札ができたら、お互いに自己紹介をして、いよいよウォークラリーに出発です。
ウォークラリーでは、班のみんなで考えるクイズ、目隠しをしてロープつたい体験、コースの途中にある木の名札や道しるべ(コース上にある木製の標柱)探しと、内容は盛りだくさんです。
その中でも、特に盛り上がったのが、目隠しロープつたい体験です。体験中はもちろん、待っている間も先に体験している友達の様子を見ながらハラハラ、ドキドキしている様子がスタッフまで伝わってきます。
中には、目隠しをした後に、その場でくるくる回ってから友達にロープまで誘導してもらう班もあって、もう、その場で回った時点で、さっきまで立っていた場所と同じ場所ではないみたいです。
目隠しをしているので、周りから聞こえる友達の誘導の声や、指先のロープをつかむ感覚や、中間地点のアカマツやヒノキの幹樹の感触が頼りです。
森の中を目隠しで進む体験は、初めての児童も多かったようですが、どの班も全員最後まで行くことができました。(よかったね。)
クイズは、森に関連した「昆虫」、「動物」、「木」の3種類、計4クイズで選択形式です。自分の意見を考えた後で、班の意見をまとめます。
下の写真は、アカマツ(右写真赤矢印)の木の高さをみんなで考えている様子です。アカマツの根元に3メートルのスタッフ(測量に使う目盛の入った長い定規)があって、それと見比べながら高さを考えるのですが、みんなの意見は、高かったり、低かったりとなかなかまとまりません。正解は23m(事前にちゃんと機械を使って計測)でしたが、それより低いと考えた班がほとんどで、「木って、思っている以上に大きいんだね。」答え合わせ時には、そんな声が聞こえてきました。
閉会式では、今年度の上伊那地区みどりの少年団協議会長である伊那西小学校の有賀校長先生から、講評を頂きました。
講評は、各自活動の振り返り+挙手方式で、
「1他の学校のお友達と話せましたか」、
「2(他校のお友達に)自分から話しかけることができましたか」、
「3楽しかったですか」
という3つの質問でした。
1も2も、もちろん手が上がりましたが、3つ目の質問では、特に沢山の手が上がりました。みどりの少年団担当として、準備から当日まで携わり、大変なこともありましたが、開催できて本当によかったなぁと感じた瞬間でした。
今年度の参加団数は7団、団員数は42人と、交流集会としてはコンパクトでしたが、参加してくれた児童も、引率してくださった先生方も、私達スタッフもみんな楽しく、怪我もなく、交流集会を終えることができました。
来年も、ここ上伊那の豊かな森林で、今年以上に楽しい交流集会が開催できることを楽しみにしています。
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