2013.05.10 [ 自然・山・花 ]
南アルプス(中央構造線エリア)ジオパーク ~露頭~
皆さんこんにちは。上伊那地方事務所の鯉太郎です。今回は「中央構造線」の「露頭(ろとう)」をご紹介します。
中央構造線は関東から九州方面まで続く大断層で、日本列島がまだ大陸の一部であった頃から活動が始まっていた断層です。露頭は、その地層が直接露出している場所です。
まずは、伊那市長谷溝口地区の美和湖のほとりに露出している「溝口露頭」です。
溝口露頭の周辺には散策路が整備されています。
黒い帯のあたりが中央構造線です。地質の違いが見てとれます。
次に、伊那市高遠町長藤板山地区に露出している「板山露頭」です。
野生鳥獣対策のため、周辺には電気柵が設置され通路は扉で閉ざされていますが、自由に出入りすることができます。
中央に黒く見えるあたりが中央構造線です。
「南アルプス(中央構造線エリア)ジオパーク」は、富士見町、伊那市、大鹿村、飯田市にまたがる、地球活動の遺産を主な見どころとする自然の中の公園です。
詳しくはこちら。
(おまけ)
南アルプス「塩見岳」の直下では「赤色チャート」や「緑色岩」を見ることができます。
(溝口露頭)
(板山露頭)
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