伊那市高遠町の高遠城址公園の近くに2017年に「林業遺産」に認定された「進徳の森」があります。
地元の高遠中学校では毎年1年生が森林学習を行っていますが、今年はこの「進徳の森」で活動を行いました。
「進徳の森」は、伊那市高遠町出身で日本初の林業博士の中村弥六氏が、大雨で山崩れに遭った故郷の山を復旧するため、外国産の様々な樹木を植えたもので、高遠藩校「進徳館」にちなんで「進徳の森」と命名されたものです。
この「進徳の森」はかつて山崩れを起こしただけあって急斜面、ここを歩くだけでも大変です。
そんな急斜面に落ちていて歩きにくくなっている枯れ木や枝を片付けるため、ノコギリで運び出せる長さに切って、まとめて、
太いものは1本ずつ、細いものは縄で縛って運び出しました。
小学生のころから何回か来て「進徳の森」に慣れ親しんでいる高遠町の中学生ですが、急な斜面での作業は慣れないことも多かったようです。しかし、秋晴れのさわやかな森林で気持ちよく体を動かした後には、また、「豊かな森林を将来も残してゆきたい」との声も聴かれました。
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