一般には真空熱プレス機とか真空ホットプレス機とも呼ばれていますね。

当社の装置は、無駄なスペースを減らすことで、効率よく短時間で真空引きができることが強みです。

また、高い精度が求められる場面や、少量多品種の部品製造、研究開発等に使われることが多いですよ。

―どんなことに使われるのでしょうか？
（伊藤社長）
一番使われているのは電子基板関係ですね。

特にスマートフォンには多分どこかしらに当社の装置で加工した部品が使われています。

他にも、タッチパネルや医療機器、次世代電池等、様々な分野で使っていただいています。

―開発のきっかけは何ですか？
（伊藤社長）
創業当時は足踏み式のプレス機を使った金属のプレス加工を行っていました。

しかし、足踏み式だと、手の指をプレス機に挟んでしまう事故が起こりやすいので、両手でボタンを押すとプレスができる安全装置を作りました。これが開発のきっかけです。

その後、
安全装置の機構を利用してプレス装置自体を開発
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カメラの部品用に、熱で柔らかくした部品にレンズをはめ込むためにヒータープレス装置を開発
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ガラケーやデジカメなどに使われるフィルム基板をきれいに（空気が入らないように）貼るために
真空ヒータープレス装置を開発

と、時代のニーズに合わせて装置を進化させ続け、現在の真空熱加圧装置に至るわけです。

―最後に認定の感想をお願いします
（伊藤社長）
NAGANOものづくりエクセレンスという、名誉ある認定をいただけたので、
それに恥じないような、新しく、そして世の中の役に立つものづくりをこれからも続けていきたいと思います。