2025.10.24 [ 自然・山・花農業農村支援センター ]
悪魔を感じさせる妖艶な「葉」とは… ~はな高々い~なプロジェクト~
皆さん、こんにちは![]()
上伊那農業農村支援センターのあんこです![]()
「花プロ」の活動として、10月7日から新たな展示が始まりました。
🌸今回使用した花材🌸
アルストロメリア(花)「ミルクティ」
トルコギキョウ(花)「パレオクリアピンク」
八重オリエンタルユリ(花)「アミスタッド」
テマリシモツケ(枝もの)「ディアボロ」

華やかな秋の彩りに上品さを感じます
それぞれについて紹介いたします。

①アルストロメリア「ミルクティ」
アルストロメリアは上伊那地域で年間約1,100万本出荷されており、全国一を誇ります。和名で「百合水仙」と言われます。約150品種のアルストロメリアの中から、今回はやさしいベージュ色でミルクティーのような温かく柔らかい雰囲気が漂うものを使用しました。花持ちが良く、アレンジや展示にも適しています。
②トルコギキョウ「パレオクリアピンク」
トルコギキョウは上伊那地域で年間約240万本出荷されており、全国有数の産地です。今回使用の花はすっきりとした明るいピンク色が特徴の八重咲きです。ふっくらとした花姿は華やかですね。パレオとは「巻きつける布」のことで、クリアピンクとは「透明感のあるピンク色」のこと。バレエダンサーのような、ふんわりと広がる姿が印象的です。
③八重オリエンタルユリ「アミスタッド」
「アミスタッド」はスペイン語で「友情」という意味です。ごく淡いピンク色が上品な印象を与え、大きな花弁が幾重にも重なり、まるでドレスをまとったような豪華な姿が特徴です。八重咲きでも重たさを感じさせない、ふんわりとした雰囲気を演出します。


ユリの開花後、華やかさが倍増しました!他の花が隠れてしまうほどです。
今回は花の他に「枝もの」を使用しています。この枝ものについての紹介し、深掘りします。
テマリシモツケ「ディアボロ」
赤紫がかった葉をつける低い木で、初夏には白いてまりのような花を咲かせます。葉は秋になるとさらに紅葉し、季節の移ろいを感じさせてくれます。
シモツケという名前は栃木県の下野国(シモツケノクニ)に多く生えていたという説や、そこで見つかったからだとも言われています。
「枝もの」として、葉色を生かしたアレンジに重宝され、落ち着いた雰囲気を添えます。
「ディアボロ(Diabolo)」という名前は、ラテン語やフランス語で「悪魔」や「小悪魔」を意味します。この名前は、ディアボロの妖しさを感じさせる赤紫がかった葉色から名付けられたそうです。ちょっと物騒な響きですが、園芸界ではその「悪魔的な魅力」が評価されているのです。
樹高約2メートル程度に成長し、病害虫に強く、耐寒性や耐暑性ともに優れているため育てやすいのが特徴です。
つい華やかな「花」に目が向きがちですが、それを引き立てている「枝もの」にも注目をすると、より深く楽しめそうですね。

JA上伊那さんオリジナルの花紹介POPです
次回の展示は11月4日からの予定です。お楽しみに!暮らしに上伊那の花を
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