い~な 上伊那 2つのアルプスと天竜川からなる伊那谷の北部に位置し、雄大な自然に囲まれた上伊那地域。 この地域の自然、食、歴史や地域のがんばる人々など、私たち職員が見つけ、感じた上伊那の魅力と地域の活力を発信します。

い~な 上伊那

2つのアルプスと天竜川からなる伊那谷の北部に位置し、雄大な自然に囲まれた上伊那地域。 この地域の自然、食、歴史や地域のがんばる人々など、私たち職員が見つけ、感じた上伊那の魅力と地域の活力を発信します。

日本一を目指して

 ラグビー好きのMです。
 11月4日、伊那市総合陸上競技場で全国大会(花園)への出場を決める、「長野県高等学校ラグビー選手権大会」が開催された。
 いつもならば、南長野運動競技場で開催されるが、改装中ということで今回は伊那の当地が開催地に。
 花園出場を狙うのは、岡谷工業高校(青いジャージ)と飯田高校(母校です 白と緑のジャージ)。OBとしては飯田高校に勝ってもらい、是非とも花園へ連れて行ってほしいと願うばかり。
 「花園」は高校生ラガーマンとしては聖地。高校野球の甲子園と同じ。(マスコミなどの扱いは大きな差があるけど・・)
 
 11月としては暑い中で、キックオフ。前半、早々、相手の反則からPKを得、直接ゴールを狙い、3点先行。PKから直接ゴールを狙うことを「ショット」と言うらしい。

 その後は岡谷工業ペースに。飯田高校は自陣での反則により逆に岡谷工業にPK(ショット)を決められ同点に。その後も岡谷工業に押され、飯田高校は自陣ゴール前に釘付けとなり、必死の防戦。5分以上の攻防の末、岡谷工業にゴールラインを割られ、トライ(5点)を許す。また、トライ後のゴール(2点)も決められ、スコアは10-3。

 飯田高校も反撃に出、PK(ショット)を決め、前半は10-6で折り返す。この得点差は飯田高校サイドとしては願ってもない展開だと思う。

 運命の後半開始。開始10分以内に失点しやすいと言われている中、岡谷工業のサインプレーで防御ラインをあっさり突破され、トライを許す。15-6のスコアに。9点差。1トライ1ゴール、1PKで逆転は可能。まだ時間はある、さー反撃だぁー。
 その言葉どおり、相手ゴール前に突き進み、トライチャンス。FWを中心に波状攻撃をかけるが、ゴールラインを割ることができない。焦りがでたのか、相手にPKを与えるなど押し戻されること数度。その度に攻撃を仕掛けるものの、得点することができず、時間が無常にも過ぎていく。


 逆に岡谷工業にボールを支配され、その上、時間のコントロールを許してしまい反撃の糸口がつかめない状況に。もがいている中、ノーサイドの笛が吹かれ、ゲーム終了。花園への長野県代表は岡谷工業となった。大変残念な結果となってしまったが、花園へ出場する岡谷工業には是非とも正月まで残ってもらえるよう健闘を祈るとともに、来年こそは母校が再び花園へ行くことを願うばかりである。
 


 ラグビーの現状ついてちょっと。1チームは15人。球技としては一番多い。
 英国が発祥の地で、欧州やオセアニアの地域で盛んに行われているが、サッカーと比べると競技として実施している国、地域は少ない。また、認知度も低い。
 その理由のひとつにルールの複雑さが災いしていると言われている。確かにサッカーに比べると反則の種類も多く、ラグビー特有の密集戦(団子状態)で起きる反則は見ているものからは分かりにくい。
 しかしながら、2016年のリオオリンピックからは7人制ラグビーが正式種目となるとともに、4年毎に開催されるワールドカップでは、2019年大会は日本での開催が決定されている。
 日本はアジアではトップの位置をキープしているが、世界との差は大きい。先日もニュージーランド(オールブラックス)と試合をしたが、大差で敗北。しかし、6月にはメンバーを落としているとはいえ、ウエールズに勝利したことは、この先希望が持てるもの。
 長野県との関係といえば、「菅平」。夏の合宿地のメッカ。その時期になれば全国から有名な大学、高校が集い、大盛況となっている。また、8日の新聞では、長野市が2019年のワールドカップの試合開催地として立候補を検討する報道がされており、是非とも実現して欲しい。
 さて、長野県の高校ラグビーの現状はというと、2回戦の壁が破れないのが実状。
 また、県下で単独チームで県大会に参加できる高校は5校ぐらいと最盛期と比べると半数以下に減少してしまった。ジュニアのクラブチームは全国でも通用する力があるのだが・・・。有力選手が県外に流失してしまっていることもあるのだが・・・・。 

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