い~な 上伊那 2つのアルプスと天竜川からなる伊那谷の北部に位置し、雄大な自然に囲まれた上伊那地域。 この地域の自然、食、歴史や地域のがんばる人々など、私たち職員が見つけ、感じた上伊那の魅力と地域の活力を発信します。

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打ち水する頃 【井月さんのこころ72】

https://blog.nagano-ken.jp/kamiina/life/511.html

 

 

 さて、連日の猛暑が続いていますが、夏の暑さ対策に有効なのは、打ち水ですね。

 井月さんは、詠みます。

    敷石にしめり打たせて夕涼  井月

  この句の評釈について、井上井月研究者である竹入弘元氏の「井月の魅力 その俳句鑑賞」(ほおずき書籍)から引用させていただくと・・・、

  庭・通路・玄関先などに敷並べた平らな石、水を打って湿らせる。熱が発散して見た目にも涼しいが、実際涼しくなる。豪華な家構えを連想するが、小家でも水を打つと涼しいものだ。家が建て込んで屋外で夕涼みができる環境が少ない現状だが。

 近年、省エネといって水撒きを復活する人が増えている、結構なことだ。

  (涼み・夏)

 

 愚良子先生も詠んでいます。

 「春日愚良子句集」から

    余分でも水打ちたがる石の面  愚良子

 

 猛暑の中、水を欲しがるのは人も〇〇も。

    炎天や水を欲しがるこまかっぱ  青巒

 水馬5337

 駒ヶ根市中沢の曹洞宗広善山蔵澤寺(こうぜんざんぞうたくじ)の三門前の池には、とても大きなアメンボが涼しそうに泳ぎまわっていました。

    聴きつけて山の小池や水馬(あめんぼう)    井月

  蔵澤寺01

 このお寺の三門は裏・表が反対を向いています。その理由については、こちらをご覧ください。

http://www.city.komagane.nagano.jp/index.php?f=hp&ci=13076&i=13167

 

 清水があると正直ホッとしますね。

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