2023.05.12 [ 食・農・旅 ]
「飯沼の棚田」で田植えを体験しました!
こんにちは、農地整備課のCです。
ここ伊那谷では、5月に入り各地の田んぼに水が張られ、いよいよ田植えのシーズンがやってきました!
今回は、中川村大草にある「飯沼の棚田」で5月10日(水)に開催された田植え体験会の様子をお伝えします!
飯沼の棚田は、天竜川左岸側の段丘上にあり、残雪を抱く春の中央アルプスや、新緑深まる段丘林を背景に、日本の古き良き原風景を感じさせてくれます。
この地域では、地元の保全団体が中心となって棚田の保全活動に取り組まれてきましたが、高齢化が進む中で、昨年からは地元の(有)ぱぱな農園さんがバトンを受け継ぎ、地域一丸となって保全活動に取り組んでいます。
令和4年3月には、全国各地の優良な棚田を選定する「つなぐ棚田遺産~ふるさとの誇りを未来へ~」にも認定され、今後の活動がますます期待されます。
県内で認定された棚田はこちらから確認できます!
⇒https://www.pref.nagano.lg.jp/nochi/tunagutanadaisan.html
今回の田植え体験会は、棚田の営農を担う(有)ぱぱな農園さんの主催により開催され、地元の棚田研究会員をはじめ、地域住民や村役場職員、伊那食品工業(株)の新入社員の皆さんなど、総勢約70名の方が参加しました(過去最多!)
はじめに、中川村の宮下村長から「熱中症に注意して、楽しんで田植えをしてほしい」と挨拶があり、田植えがスタート!
代かきを終えた田んぼに入り、予め線上に引かれた溝へ手作業により苗を植えていきます。
地元の方々は慣れた手つきで熟練の技を感じます!
伊那食品工業(株)や米澤酒造のフレッシュな社員の皆さんも自慢の体力を武器に次々と苗を植えていきました。
中腰による作業は大変ですが、笑い声が響く中、清々しく作業を進めることができました。
みんなで分担して一生懸命作業を行い、開始から約3時間、予定していたすべての田んぼで田植えが完了しました!
お昼は、青空の下で「さつき亭」さんから提供していただいた、おにぎりとゼリーを美味しく頂きました!
元気に育ち、秋には色づいた稲穂が広がる風景を楽しみにしたいと思います。
また、今回植えた品種「美山錦」は、地元の酒造会社である米澤酒造(株)さんにより「今錦おたまじゃくし」として醸造・販売されます。耕作面積が限られており、収穫できる酒米も多くないことから、希少価値の高いお酒ですので、ぜひ一度ご賞味ください!
次回は、9月中旬頃に稲刈り体験会が開催される予定です。
皆さんもぜひ参加してみてはいかがでしょうか。
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