2021.12.01 [ 食・農・旅農業農村支援センター ]
「のうさん味ネット上伊那」が農産加工品の販売会を行いました。
こんにちは!上伊那農業農村支援センターのS&Sと申します。
突然ですが、皆さんは「農業」と聞くと、どんな光景を思い浮かべますか?
畑を耕して種を播き、育った野菜を収穫する。
あるいは、畜舎で牛や鶏を育て、乳を搾ったり、卵を採ったり…
これらは「農産物を生産する工程」であり、まさに農業の根幹に当たる部分です。
しかし!実際の現場では、これらは仕事全体のほんの一部に過ぎません。
生産した農産物は消費者や市場に出荷・販売しなければなりませんし、そのためには農産物を包装・箱詰めしたり、食べやすい形にカットしたり、時には全く別の製品に加工したりすることもあります。
近年では、生産者が農産物の栽培だけでなく、加工や販売まで一貫して行うことを「6次産業化」と呼び、農家の所得向上や雇用創出につながるとして注目されています。
余談ですが、このような複合的な取り組みが1次産業(農林漁業)、2次産業(製造業)、3次産業(商業)の掛け合わせであることから、1×2×3=6で6次産業と名付けられたそうです。
どれか一つでも欠ける(=0になる)と成り立たない、という意味も込められています。
6次産業化についてはコチラ(農林水産省ホームページ)
閑話休題。
私たち農業農村支援センターでも、農産物の生産だけでなく、加工から販売、そして6次産業化の取組みに至るまで、幅広く支援を行っております。
その一環として、11月10日に「のうさん味ネット上伊那」が、伊那合同庁舎内で農産加工品の販売活動を行いました。
のうさん味ネット上伊那は、上伊那管内で地元農産物の加工をしている7団体で組織され、品質向上・安全性向上などを目的に研修や情報交換を実施している団体です。年1回、「のうさん味ネットフェア」を開催し、消費者との直接交流も行っています。
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