1日目、「産業人材の育成・確保」と「新型コロナウイルス感染症対策」の２つをテーマに、市町村長や地元企業の人事担当者の方との意見交換を行いました。

一つ目のテーマ「地域産業を支える人材育成・確保のための取組の推進について」は、前回の移動知事室（上伊那地域）での意見交換に引き続いてのテーマです。

企業の方からは新型コロナウイルス感染症の影響下における採用状況等について説明をいただくとともに、「親・企業・地域・学校が一体となったＵターン就職の促進が必要」、「女性が活躍できる職場のＰＲにも力を入れていただきたい」などのご意見をいただきました。

また、市町村長からは、「女性が働ける場の確保については県全体で力を入れていかなければいけない」、「小・中学校での取組みが途切れることのないよう、高校でのキャリア教育の充実を」といった意見がありました。

阿部知事からは、「上伊那地域はキャリア教育に取り組んでおり、他の地域以上に環境は整っていると感じているので、そこをもう一歩進める方策を具体的に提案し、一緒に取り組みたい」との総括がありました。

後半は「新型コロナウイルス感染症対策の取組等について」をテーマに意見交換を行いました。市町村長からはワクチンの安定供給やワクチン接種の方法、経済対策等について意見がありました。

これを受け、阿部知事からは「ワクチンの確保については引き続き国に要望していく。市町村長の意見を聞きながら、県として役割を果たしていきたい。経済対策についても市町村と一緒に国にさらなる対策を求めていきたい」との発言がありました。