2014.06.17 [ 食・農・旅 ]
『上伊那農業の底力』 地域農業を支える偉大な功労者【その1】
月誉平は「雉が啼く丘」と言われる豊かな自然環境です!
荒廃化した農地を再生し、個人で管理するのは難しいので新たに法人組織
を立ち上げ、栽培品目は県外から誘致した栗加工事業者の協力のもと、町が
奨める省力的で有利販売ができる「栗」を選んだそうです。
【栗を植える前の荒廃した農地】
【栗を植え整備した後の農地】
「桃栗3年、柿8年」のとおり、栗が収穫でき始めるまでには苗木を植えて
から3年余が必要なので、その間は国の助成制度を活用して栗の木の間
に「そば」を作付し、法人の収益を確保する等の努力もされたとお聞きしま
した。
栗の間に「そば」を植えて1年目の状況です!
栗の間に「そば」を植えて3年目。栗も大きく育ってます!
「そば」は地元の農業生産法人のコンバインで収穫されます。
受賞報告会では「いいじま手打ち蕎麦の会」の皆様が栽培されたそば粉で
打った御蕎麦を振る舞っていただきました。
(実は私、そばアレルギーのため当日は食しておりません・・・残念)
こうした活動の中で、県知事賞を受賞した理由は前述の遊休農地の再生・
発生防止や地域外の企業と連携した6次産業化への取組みに加え、法人
立ち上げによる雇用機会の創出、栗以外にも唐辛子など新たな地域振興
作物への挑戦など
①自主性・主体性のある取り組み
②農業振興や地域の活性化が図られている
③活動の継続性・発展性があり、波及効果が認められる
といった点が評価され、県知事賞の褒賞に至ったそうです。
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