じょうしょう気流 「上小(じょうしょう)地域」と聞いて、みなさんは長野県のどの地域を思い浮かべますか?「上小地域」は、上田市、東御市、小県郡長和町、青木村の2市1町1村からなり、群馬県の西側に接する地域です。「上小」には自然、歴史、文化、おいしい農産物など、さまざまな魅力がありますが、それらを上田合同庁舎の職員の目で見て綴り、皆さんにご紹介してまいります。

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「上小(じょうしょう)地域」と聞いて、みなさんは長野県のどの地域を思い浮かべますか?「上小地域」は、上田市、東御市、小県郡長和町、青木村の2市1町1村からなり、群馬県の西側に接する地域です。「上小」には自然、歴史、文化、おいしい農産物など、さまざまな魅力がありますが、それらを上田合同庁舎の職員の目で見て綴り、皆さんにご紹介してまいります。

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「キラリと光るじょうしょう企業」③~日本プラパレット(株)~

商工観光課のTです。
上小管内の「ものづくり企業」を「キラリと光るじょうしょう企業」としてシリーズでお伝えしています。

今回はその3回目。ご紹介する企業は、上田市富士山にある「日本プラパレット株式会社」です。

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(会社正面入口)

お話しをお聞きしたのは、常務取締役の青柳 裕(あおやぎ ゆたか)さんです。

◇御社の概要について教えてください。

1971年に国産初のプラスチックパレットを販売し、1984年7月に会社設立をしました。
現在、従業員155名で事業を行っております。

◇御社では、どのようなものを作っていますか。

当社は設立以来、プラスチックパレットのみを生産、販売しております。
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(プラスチックパレット)

パレットといってもなかなかなじみが無いかと思います。
パレットとは倉庫やトラックに荷物を積み込む際の土台として利用されていす。荷物をスムーズに積み下ろしするために、パレットは無くてはなりません。パレットは日本の物流を陰ながら支えています。
木製のパレットを見たことかある方も多いかと思います。
当社はプラスチック製パレットの国内シェアの約30%を占めており、グループ会社を含めますと、国内シェア70%となっております。

◇会社の企業理念や強みを教えてください。

「日本プラパレット株式会社はたゆまぬ努力で、高い技術と魅力ある製品を提供し、豊かな社会づくりに貢献します。」を企業理念としています。
当社の商品であるプラスチックパレット(以下プラパレット)はお客様によって様々な用途に用いられています。
たとえば、海外輸出用の出荷に利用するプラパレットは、ほとんどの場合、出荷元に戻ってきません。また、プラパレットそのものの重量も物流コストとなります。
そのため、より安く、より軽いプラパレットで輸送中に壊れないだけの強度が求められます。

一方で、重量物の保管・輸送用や冷凍倉庫など過酷な環境で利用されるプラパレットは、氷点下等においても簡単に割れたりしない強度が求められます。その他、お客様の環境により難燃、耐電等、様々な要望があります。
どんどん進歩している現在において、日々研究開発を続けていかないとお客様の要望に応えられません。ですので企業理念に「高い技術」と「魅力ある製品」という言葉を盛り込んでおります。

研究開発力に加えて、当社の技術の強みとしては、プラスチックのリサイクル技術があります。
下の写真をご覧ください。これは、プラスチックの原料です。
白色のものはまだ一度もプラスチック製品になっていないプラスチックの原料です。
緑色のものは廃コンテナを回収し、ブレンドして原料としたものです。
黒色のものは様々なプラスチック製品を回収し、原料としたものです。
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(プラスチック材料 左から白色、緑色、黒色)

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