じょうしょう気流 「上小(じょうしょう)地域」と聞いて、みなさんは長野県のどの地域を思い浮かべますか?「上小地域」は、上田市、東御市、小県郡長和町、青木村の2市1町1村からなり、群馬県の西側に接する地域です。「上小」には自然、歴史、文化、おいしい農産物など、さまざまな魅力がありますが、それらを上田合同庁舎の職員の目で見て綴り、皆さんにご紹介してまいります。

じょうしょう気流

「上小(じょうしょう)地域」と聞いて、みなさんは長野県のどの地域を思い浮かべますか?「上小地域」は、上田市、東御市、小県郡長和町、青木村の2市1町1村からなり、群馬県の西側に接する地域です。「上小」には自然、歴史、文化、おいしい農産物など、さまざまな魅力がありますが、それらを上田合同庁舎の職員の目で見て綴り、皆さんにご紹介してまいります。

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薪山のコナラ再生に向けて 青木村のシカ対策に参加してきました

林務課の林業普及指導員初心者マーク🔰です。

今回は、薪ストーブユーザーの住民の方々が薪を伐り出す活動をしている青木村村松西地区の里山整備活動に参加してきました。

地区では、地元の山から薪を継続して伐り出せるように、コナラの切株の株立ち(萌芽更新)や地面から発芽したどんぐり(実生苗)に日光が届くように考えて、伐採してきました。

ところが、「コナラがニホンジカに食べられており、このままで大きく育つのか」との声が出始めました。

 

そこで、今回は、地元在住で里山の植生の専門家の蛭間さんから、「里山の植生とその多様性~雑木林の管理~」の講義を伺った上で、現場をみんなで確認し、シカ対策を始めようということになりました。

 

講義をお聞きして、先ず、簡易柵を設置しようということで、どう作るかを検討しました。その結果、竹を伐り出し、防風ネットで囲む形にしました。

 

続いてコナラの成長具合について、3年前の伐採跡地から順番に確認します。コナラの半分は先端がシカに食(は)まれた状態でしたが、多くのコナラの稚樹や、食害を免れた株立ちも見られ、それらをシカから守れば、薪山としての再生が可能な状態だとわかりました。

 

試しにコナラの稚樹を選び、先ほど検討した簡易柵を設置します。

 

地面に穴を掘り、竹を挿し、防風ネットを張り、簡易柵の完成です

 

最後は今日の活動のまとめです。
蛭間さんも交えて意見を交換し、伐採跡地毎のモニタリング方法、簡易柵の設置本数等を決めて、シカ対策方針の完成です!

 

この地区では昔からの居住者と移住者が連携されており、今日の活動を踏まえて、コナラの育っていく姿が楽しみです!

 

【参考リンク】
里山整備利用地域の概要

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