2020.10.13 [ 林務課 ]
今年も長和町と立科町の合同の山の神のお祭りに行きました
上田地域振興局林務課のKKです。
昨年のブログにも書いたところですが、
長和町大沢地区と立科町芦田地区では、かつて境界と水を巡って争いがあり、今から115年前に、当時の県(現在で言えば地域振興局)の裁定により、双方が納得の上で、争いを収めることとなり、その証として両地区の間に祠を建てて山の神を祀り、年に一度、両地区(両村。今では両町)の代表者が集ってお祭りをすることが115年間、続けられています。
長和町と立科町が交替で当番を務め、日取りを決め、会場を準備し、当日を迎えました。
令和2年10月7日午前11時、昨年に続いて天候に恵まれ、穏やかな秋の木洩れ日が降り注いでいます。
参列者は、両町の町長を始めとする町の職員、両町議会の議員、長久保財産区、芦田財産区の役員、信州上小森林組合、佐久森林組合の職員、佐久地域振興局林務課、上田地域振興局林務課の職員、上小林業振興会の職員など、50名余りです。
今年は、コロナ禍の中なので、全てが短縮かつ省略で、進行されました。写真を撮る余裕もありません。
なので、祠の写真は昨年のものです。
今年の当番は、長和町です。
開会の宣言を地元の長久保財産区の代表が行い、全員を代表しての拝礼を長和町の羽田健一郎町長が行いました。
コロナ禍なので、挨拶を省略。拝礼も、祠に向かって、二礼、二拍手、一礼をし、参列者全員がそれに合わせました。
お祭りはこれで終了です。所要時間は、お祭りの前に各町が集合写真を撮ったので、それを含めても10分位でしょうか。
一昨年までは、この場所で簡単な食事をしながら交流をしていましたが、昨年からは当番町の施設で交流することになり、昨年は立科町の中央公民館で交流会が開催されました。
しかし、今年は、長和町から「今年はコロナ禍なので、交流会を行いません。来年も長和町が当番を務めるので、来年は長和町で交流しましょう。」という挨拶があり、その場で解散となりました。
115年続いた山の神のお祭りを途切れさせない両町の心意気を感じました。
これからも地元の皆さんには「地域の山は地域で守る」という意識を持ち続けていただき、来年も山の神の祭りが合同で開催され、交流会が復活し、そうした取組を通じて両町の絆がさらに深まることを願ってやみません。
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