2019.02.25 [ 林務課 ]
保安林って?
どうも!!森暮らしのねってぃです!!
今回は、
たまに耳にする(しないかも?)「保安林」を紹介するよ!!
保安林制度とは、水を育んだり、土砂崩れなどの災害を防止したりする重要な森林を国や県が「保安林」に指定する制度のことなんだ。
【この看板を見つけたら、この周辺保安林!!】
さらに、保安林でも公益的機能によって多くの種類に分けられるんだ。
でも、公益的機能と言われてもいまいちピンとこないな~
私たちの生活にどう影響しているのかな?
例えば
「水源かん養機能」
雨が降ったとき、建物が多い都会では、すぐ水路に水が集まり冠水するイメージがあるよね。
でも森林では、降雨が植物の葉や根に水分が溜まり、土壌もスポンジのように微小な空気穴があることで保水性がとても高いんだ。
雨水を吸収し、地下水として貯えることで、雨が降らない時も渇水を防ぐとともに、ゆっくりと時間をかけて川に流すことで、洪水を緩和させる働きをしているんだ。
また、水質の浄化機能もあり、美味しい水に生まれかわるんだ。
(菅平高原のお水はすごい美味しいよ!)
この効果をお金に換算すると、長野県全体で1兆2,000億円ともいわれてるんだ(¥△¥)//
【美ヶ原から流れ出る焼山の滝:上田市武石】
【高さ15m幅10m。迫力のある唐沢の滝:上田市菅平高原】
こうした機能が失われないように、保安林では伐採や土地の形質の変更などを制限し、適切に手を加えることによって、森林の働きを維持しているんだ。
長野県は森林面積が約106万ha(県土面積の78%)のうち、約60万haが保安林に指定されていて、とても身近な存在なんだよ。
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