2019.09.27 [ 林務課 ]
林務課インターンシップ日記
こんにちは。このたび長野県上田地域振興局、林務課で五日間インターンシップとしてお世話になりました。A.Nです。
今回は私のインターンシップの様子をお伝えしたいと思います。
一日目は林務課の概要についてお話を伺いました。また、公務員試験についても教えていただき大変参考になりました。実は初日から台風のため遅れてしまい、申し訳なかったです。それにも関わらず優しくお迎えくださった皆様ありがとうございます。
翌日からは現場への見学が始まりました。
二日目は鳥獣被害に対する対策の現場です。まず、真田でクマを捕えるための罠を見ました。
最近人里にまでクマが下りてきてしまい残念ですがクマを捕えなければならないこともあります。捕獲というとどうしても狩猟捕獲が思い浮かんでいたのですが、実際は罠を使うほうが多いようです。写真だとわかりづらいのですが、檻の一部が歪んでいます。クマは捕まったあと何とかして逃げようとするのだそうです。中には大人しいクマもいるようですが…おびき寄せるために中には蜂蜜とクマの肉が入っていました。共食い、と聞いて驚きましたがクマは死んだ生き物の肉も食べるのだそうです。
夜はライトセンサスを行いました。場所は美ヶ原。牧場の中をライトで照らしながらシカの目が光ることを利用して頭数を数えていきます。予想以上にたくさんいて数えるのが一苦労でした…。ですが初めての経験でしたし、美ヶ原は星空も綺麗で楽しかったです。
三日目は治山・保安林関係の現場を見学させていただきました。以前上田市内で土砂崩れの被害が起きた現場、そして現在安全のため工事を行っている現場をいくつか回りました。
最初は下塩尻のほうへ行きました。こちらは以前道路のそばに落石が落ちたため、被害防止のためネットを張り巡らす工事をされていました。このときモノレールという機械に乗ったのですが、初めての体験でワクワクしました。大人三人が乗ってかなり急な坂を上ってしまうのが驚きでした。
他の現場では治山ダムを見させていただきました。間近で見るダムは迫力がありました。中には予め被害を防ぐためダムを造っているところもありました。また、土砂崩れの起きた道路沿いの斜面を補強している様子を見ました。こちらは被害の起こった後主要な道路がすぐそばを通過していることから新たに保安林に指定されたのだそうです。
この日を通して森は意識されていなくとも、たくさんの人の生活に影響を与えており、その分管理が大変そうだと思いました
~おまけ~
ダムの図を作成するのに使うソフトでアルクマ君を描きました。
四日目は間伐、下刈りを行った場所の現地調査、というものに立ち会わせていただきました。ちなみにこの日が体力的に一番大変でした。割に涼しい日で良かったです…。森林組合さんが担当された施業の様子を確認するため、現地で測量を行いました。歩くのが難しく後れをとってしまいすみませんでした。中にはシカによる食害を受けた部分もありました。測量後は資料の表記を変えてほしいなど、書類について指導をされていました。
5日目、最終日は、やまぼうし自然学校というところでお手伝いさせていただきました。
簡単な工作をさせていただき、1週間後にせまるイベントの下見に立ち会わせていただきました。森に生えているきのこを収穫し、料理をする、という楽しそうな企画です。こんなにたくさんのきのこがあるのかと驚きました。草に埋もれるように生えているものもあり、見ていて面白かったです。
カラフルで綺麗ですね。少し採ることもできたので嬉しかったです。途中途中その他の植物についても教えていただけました。
五日間長いようであっという間に過ぎてしまいました。とても学びが多く帰ってからも今回の経験を生かせるように努めていきたいと思います。皆様本当にありがとうございました。
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