2020.01.30 [ 林務課 ]
災害に強い森林とは?
どうも!森暮らしのねってぃです!!
昨年は台風19号の災害で上田管内においても甚大な被害を受けました。
上田市では、多いところで降雨量300mm/24hを超え、観測史上最多雨量を更新する箇所がありました。(これまでの最多を1.5倍上回った地域も)
山地や森林も多大な被害を受けました。
今回は、台風19号により森林が被害を受けた現場を紹介するね。
ここは、上田市丸子の国道254号沿線。矢印の方向から、土砂が流出したんだ。
渓流内を調査すると、人の高さほど、豪雨の影響により侵食を受けていたんだ。水の力は底知れないね。
「上田市野倉周辺の保安林」【台風被災前】被災前は、水が抜ける暗渠が確認できるね。
【台風被災後その1】 流出土砂が暗渠を詰まらせ、雨水が溜まってしまった。(赤線は元々の河道)
周辺には足がはまり進むことができないほど泥が溜まってしまったんだ。
【台風被災後その2】水に浸かり、根が窒息したことにより、立木が枯れあがってしまった。
(枯れた状態から以前、同じように水が浸かり窒息したと推測できるね)
「上田市室賀周辺の保安林」台風19号の被害により林内に多くの倒木が発生しました。
根返りを起こした倒木を見ると、根が浅いのがわかるね。
「東御市の治山ダム」治山ダムが上流からの流木・土砂を捕捉したことで、下流の被害を軽減した事例もあるよ。
もしこの土砂が下流に流れたらと思うと恐ろしいね。治山ダムがあったおかげで、被害がおさえられてよかった。
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