こんにちは。農地整備課の水ト巡です。
9月24日に3年ぶりに開催された、上田市日本遺産推進協議会主催の「塩田平ため池まつり」に地域振興局有志で参加してきました。
このまつりは、江戸時代から塩田平に伝わる「百八手(ひゃくはって)」と呼ばれる雨乞い行事で、ため池の周りで皆が大松明を燃やして龍神に雨を乞う、年間降水量の少ない上田地域ならではの行事となっています。
会場の舌喰池(したくいいけ)には、約150人の松明の持ち手が集まり、辺りも暗くなった午後6時20分頃に松明に点火しました。
竹の棒に稲わらを括り付けた松明に勢いよく火が回ります。
当日は風もあり、点火直後は火の勢いがすごく、自分の松明の炎が気になって周りを見る余裕がありませんでしたが、炎も落ち着いたところで見廻すと、池を取り囲んだ炎が厳かな雰囲気を醸し出しています。
また、明かりが水面に映って幻想的でもありました。
皆で「アメフラセタンマイナ(雨降らせたんまいな)」と唱えると、水に苦労したであろう先人の暮らしに思いが巡ります。
前回の令和元年の動画ですが、よかったらご覧ください。(4分35秒頃から)
YouTube動画はこちらから
百八手の終了後は、塩田まちづくり協議会主催による塩田平大花火大会が開催されました。打上花火に名付けられた「地域の誇り塩田のため池」というサブタイトルを聞いて、地域の皆さんのため池への思いを感じた秋の夜となりました。
日本遺産の構成文化財として認定されている百八手。来年は皆さんもぜひ参加してみませんか。
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